「2.5次元の誘惑」ヒロインからズゴックに扮する小学生レイヤーまで!「コミケ104」を彩ったコスプレイヤーたち
世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称:コミケ)。その最新回となる「コミックマーケット104」が、8月11日、12日の2日間、東京ビッグサイトにて開催された。2日間で26万人が来場するなど、大盛り上がりとなった同イベントの様子を、会場で撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真と併せて、リポート形式で紹介しよう。
「コミケ」をはじめ、コスプレイベントといえば、会場を彩るハイレベルなレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやゲーム、映画、コミックなどを分析できるところも、参加するうえでの醍醐味の一つ。
今回の「コミケ104」では、コスプレを題材にした現在放送中のテレビアニメ「2.5次元の誘惑(リリサ)」が人気で、同作のキャラクターに扮したレイヤーが大勢参加。同じキャラの別バージョン衣装を用意して、両日とも遊びに来ていたレイヤーや、複数名で“併せ”を楽しんでいたグループもいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。
一方、ゲーム作品では「勝利の女神:NIKKE」や「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「崩壊:スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」など、スマートフォンを中心に展開しているタイトルに加え、「ストリートファイター6」や「餓狼伝説」「ギルティギア」「ドラゴンクエスト」といった対戦格闘ゲーム&家庭用ゲームも人気で、これらのヒロインに扮するレイヤーも続々と集結。
猛暑日になることを想定して、水着など布面積少なめの衣装で参加していたレイヤーが多く、各所に撮影のための巨大な囲みができていたのも印象的だった。
そのほかにも会場には、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(24)に登場する機体を人間サイズで再現し、名シーンを意識した立ち回りで交流を楽しんでいたグループがいて、取材を依頼したところ、ズゴックに扮する小学生コスプレイヤーのガンドくんが撮影に応じてくれた。
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ104」に続き、次回の「コミックマーケット105」は2024年12月29日(日)、30日(月)に開催が予定されている。
まだ少し先だが、果たして次回の開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?そうした点にも注意しながら、最新のコンテンツをチェックしておき、「コミケ105」で答え合わせをする…というのもおもしろそうだ。
取材・文/ソムタム田井