バイク乗りたちの絆が心を揺さぶる『ザ・バイクライダーズ』青年の儚い永遠を切り取る本予告

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バイク乗りたちの絆が心を揺さぶる『ザ・バイクライダーズ』青年の儚い永遠を切り取る本予告

1960年代のアメリカ、シカゴを舞台に、バイクを愛した男たちの自由と破滅の軌跡を描く『ザ・バイクライダーズ』(11月29日公開)。本作より、本予告と本ポスタービジュアルが解禁された。

『エルヴィス』(22)、『デューン 砂の惑星 PART2』(24)などのオースティン・バトラーと、『最後の決闘裁判』(21)のジョディ・カマー、そして『マッドマックス 怒りのデスロード』(15)、「ヴェノム」シリーズで知られるトム・ハーディら、ハリウッドの豪華スター陣が初共演を果たし、『テイク・シェルター』(11)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)のジェフ・ニコルズが監督、脚本を務めた本作。かつて実在した伝説的モーターサイクルクラブのインスパイアムービーとなっている。

不良とは無縁の生活を送っていたキャシー(カマー)が、出会いから5週間で結婚を決めた男は、喧嘩っ早くて無口なバイク乗りベニー(バトラー)だった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニー(ハーディ)の側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つベニーの存在は異彩を放っていた。バイカ―が集まるジョニーの一味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展するが、クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に支部が立ち上がるほど急激な拡大を遂げていく。その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、自分が立ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。一方、バイクと暴力に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは自分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴走が止まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう。

映像は、バイクのエンジンを轟音で響かせたベニーが、興奮とともに荒野を疾走する様子から始まる。「ゼロから築いた、チームが家族だ」のセリフのあとに続くのは、ジョニーが作り上げたバイクを愛するアウトローたちが集うモーターサイクルクラブ<ヴァンダルズ>の固い結束の様子、そして「5週間で結婚した」と振り返る、ベニーとキャシーの運命の出会いのシーン。ヴァンダルズメンバーの証<チームの紋章入りジャケット>を「脱がせたけりゃ、俺を殺せ」と言い放つベニーの忠誠心を体現するかのように、ジョニーのリーダーシップのもと、破天荒ながらも共に熱い日々を過ごすチームだったが、やがて<バイク乗りたちの黄金時代>は少しずつ綻んでいく。男たちの自由と破滅の軌跡を切り取った、高揚感あふれる予告に仕上がっている。「あんたがモメてたから、それだけさ」、「お前と俺だしな」のセリフからもにじむ、ジョニーとベニーのバディ感も必見だ。

本ポスターは、自らの命に変えても守ろうとしたヴァンダルズのチームジャケットを着用、愛車とともに佇むベニーの姿を捉えたもの。「駆け抜けた、儚い永遠」と添えられたキャッチコピーを映しだすかのような、どこまでも広がる青空と荒野も印象的なビジュアルとなっている。

本作は、アメリカの写真家ダニー・ライオンが、60年代シカゴに実在したバイク集団”Outlaws Motorcycle Club (アウトローズ・モータサイクル・クラブ)” の日常を描写した1st写真集「The Bikeriders」にインスパイアされている。

キャストにも豪華な顔ぶれが続々。ヴァンダルズで異彩を放つ存在ベニー演じるバトラー、ストーリーテラーで、ベニーのパートナーでもあるキャシー役のカマー、ヴァンダルズのカリスマ的リーダーのジョニー役のハーディに加え、ヴァンダルズのメンバー・ジプコには『ブレット・トレイン』(22)で知られるマイケル・シャノン、ヴァンダルズを取材する写真家ダニーには『チャレンジャーズ』(24)、『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)のマイク・フェイスト、放浪のバイカー・ソニーには「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスなど個性派たちが顔をそろえている。


バイクを愛するアウトローたちにとって唯一の居場所(クラブ)が、誰も予想だにしない形へ…。1960年代アメリカを舞台に、伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰がインタビュー形式で綴られていくバイク映画の歴史に名を刻む1作を、ぜひ劇場で見届けてほしい!

文/サンクレイオ翼

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