『エイリアン:ロムルス』デジタルに頼らないリアルな恐怖を追求した特別メイキング映像|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『エイリアン:ロムルス』デジタルに頼らないリアルな恐怖を追求した特別メイキング映像

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『エイリアン:ロムルス』デジタルに頼らないリアルな恐怖を追求した特別メイキング映像

現在公開中の映画『エイリアン:ロムルス』より、特別メイキング映像が解禁された。

【写真を見る】監督を務めたフェデ・アルバレス
【写真を見る】監督を務めたフェデ・アルバレス[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

本作は、人間に寄生し進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”と人類の戦いをスリリングに描く「エイリアン」シリーズの最新作。“エイリアンの創造主”ことシリーズ1作目のメガホンを取ったリドリー・スコットが製作を務め、監督は『ドント・ブリーズ』(16)で世界中を恐怖で震え上がらせたフェデ・アルバレスが担当。シリーズ1作目『エイリアン』(79)のその後を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇することとなる若者たちの姿を活写する。

日本に先駆けて公開されたアメリカでは、全米オープニング興行収入(8月16日~18日)4150万ドル(約61億円)を記録し、全米初登場No.1スタート。さらに中国やイギリス、スペイン、韓国など世界中の国と地域でもNo.1を獲得。そして遂に日本でも公開となった本作は9月6日(金)~9月8日(日)の初週3日間の興行収入が3億1898万1300円、19万2905人の動員を記録し、大ヒットスタートを切った(興行通信社調べ)。

今回解禁となったのは「エイリアン」シリーズの目玉ともいえるクリーチャーの数々や、舞台となる宇宙船内の緻密なセットでの撮影風景を収めたメイキング映像。製作のリドリー・スコット、監督のフェデ・アルバレスの元に集まったのは『エイリアン2』(86)の頃から、エイリアンの造形のデザインに携わってきたレジェンド・スタッフたち。彼らは、エイリアンを最新技術を用いたオールCGではなく、あえてアニマトロニクスというロボット技術を使い、その生々しい動きを表現。いまにも動き出しそうな肌の質感や、不気味なテカリなど、細かなところまで手を加えている。今回の映像には人間と同じようにスムーズにしゃがむ動作をして見せる、リアルなエイリアン最終形態の姿や、クモのような足を素早く動かすエイリアン第2形態の様子など、彼らの技術の粋を集めた渾身のクリーチャーを見ることができる。

“エイリアン”愛がとことん注ぎ込まれた巨大なセットはシリーズ1作目のその後の物語、という時代設定も反映されたデザインが施されている。本作企画が動き始めた初期段階から、実際のセットを作っての撮影にこだわっていたというフェデ。その結果作り上げられた宇宙ステーションのセットは、その規模もすさまじいものだったという。プロダクション・デザインを務めたネイマン・マーシャルは本作のセットについて「必要に応じて360度どこを向いても撮影できるセットになっています。ここまで自由に撮れるようにするという発想をフェデはとても気に入っていました。つまりは、皆さんがスクリーン上で目にするものは半端じゃないってことですよ」と、その力の入れようを表現。さらに「通気口から光がもれ入ったり、セットにある備品から特殊効果の煙が出てきたり。それに、どのボタンのスイッチも実際に使えて点滅しますし、モニターもすべて本物で、その場で操作していますよ」と、その一切妥協のない徹底した作り込みについて語っている。


メイキングからも伝わる徹底したこだわりを、ぜひ映画の本編でも確認してほしい!

文/スズキヒロシ

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