「FRINGE」Blu-ray版が業界最安値980円で発売されるワケ

『スター・トレック』(09)のJ.J.エイブラムスが手掛け、第1話の製作費だけでも約10億円というドラマ史上最高額を投じた海外ドラマ「FRINGE/フリンジ」(2月24日発売)。超常現象を題材にしている点や、練り込まれたストーリー、豪華製作陣など、どれをとっても注目の本作だが、何よりも話題なのがBlu-ray版が980円で発売されること。業界最安値という破格の値段に挑んだ意図、狙いは何なのだろうか？

ワーナー・ホーム・ビデオの担当者によると「まだまだ日本では、Blu-rayが認知されていないのが実情です。ですから、あえてこの値段に挑戦しました。本作をきっかけに、Blu-rayの存在を広げていきたいと考えております。今後、いろいろな海外ドラマをBlu-rayでお届けできればと思っています」とのこと。

確かに、高性能のテレビが急増しているおかげでBlu-rayで映画やドラマを見る人たちも増えてきてはいるだろうが、実際、消費者が手に取るのは断然DVDが多く、いまだ「Blu-rayは高価なもの」という意識が強い。だが、このようなリーズナブルな値段で購入できるのなら、お試しという気軽な気持ちで手にすることができる。

また、2話目以降もDVDとは異なった商品構成で販売される。DVD版はBOX1、BOX2とボックスにて、ふた月に分けてリリースされるが、Blu-ray版はDVDボックス1発売同日に全話を収録した「Blu-rayコレクターズBOX」として発売される。つまり、DVD購入者、レンタルユーザーよりも、約1か月早く全話を視聴できるということだ。

なんだかお得な気持ちになれるBlu-ray版の「FRINGE/フリンジ」。本当はBlu-rayでドラマや映画を楽しみたいけどなかなか手が出せないアナタ、本作をきっかけにチャレンジしてみてはいかが？【トライワークス】