市長も思わず武者震い!映画のまち・調布に大型シネコンがオープン
9月29日、東京都調布市に大型シネマコンプレックス“イオンシネマ シアタス調布”がオープンした。同日、劇場でオープニングセレモニーが催され、イオンエンターテイメント・片岡尚社長、調布市観光協会・小畑良治副会長(角川大映スタジオ社長)、長友貴樹調布市長が登壇。市の活性化に繋がる映画館の誕生に大喜びの市長からは豪快な発言も飛び出した。
地下化された京王線調布駅周辺に、商業施設の一部として誕生した同館。片岡社長によると「シアターに新しい“プラス”の要素をという思いを込めて“シアタス”の名が冠されている」という。ライブ&パブリックビューイングに対応する機能はもちろん、国内最大級の4DXシアター、リクライニングシートでくつろぎながら鑑賞できる“グランシアター”、東日本初の立体音響テクノロジー“GDC featuring dts-XTM”と独自の立体音響システム“ULTILA”(ウルティラ)を組み合わせ、最上級の映像美と臨場感が楽しめるスクリーンを要するなど、まさに“プラス”の要素が満載である。
そもそも調布は日活調布撮影所や角川大映スタジオ、東京現像所など映画関連企業が集まる“映画のまち”。ところが2011年のパルコ調布キネマ閉館以降、映画館が存在しない状態が続いていた。映画のまちに映画館が帰ってきたことに小畑氏は「素晴らしいスクリーンを作っていただだいて、ありがとうございます。我々の作品もぜひ上映したいです」と喜びを語った。
また「武者震いが起きるほど感激した」という長友市長は、映画産業を積極的にバックアップすることを宣言。年内いっぱい市内在住の子ども・高齢者・障がいのある人の映画鑑賞料金が500円割引になる補助金制度“シネマでお出かけサポート”の実施をPR。勢い余って「1か月に1本も映画を観ない市の職員はクビ!」と豪快な冗談も飛び出すなど熱を帯びた発言で会場を沸かせた。
芸術の秋は、ショッピングやお出かけの際に、ぜひ映画鑑賞に足を運んでもらいたい。【取材・文/トライワークス】