映画『うちの弟どもがすみません』(12月6日公開)の公開前夜祭が12月5日、丸の内ピカデリーにて開催され、畑芽育、作間龍斗(HiHi Jets)、那須雄登(美 少年)、織山尚大(少年忍者)、内田煌音が登壇した。
オザキアキラによる同名少女コミックを実写映画化した本作は、母の再婚により4人の弟たちと同居することになった女子高生の奮闘を描いたラブコメディ。
母が再婚する新しい父との穏やかな生活に憧れていた女子高生の糸役を映画初主演となる畑が務め、クールな長男の源に作間、冷静でスマートな次男の洛に那須、ミステリアスな三男の柊に織山、人懐っこい四男の類には内田が扮している。
イベントでは映画公開前夜祭ということでスペシャル企画「最高の弟は誰だ!!!」選手権を実施。畑演じる頑張り屋の糸にちなみ、「いつも頑張りすぎてしまうお姉ちゃんを元気づけるための一言!」のお題で、作間、那須、織山、内田の4人が「最高の弟」の座を目指してアピールをすることに。
実際には長男だという作間が、「弟感が出せるかなぁ」とちょっぴり不安げな表情を見せながらも、映画で演じた弟役での経験を活かし「畑さんにハマりに行きたい!と気合を見せると会場から期待のこもった大きな拍手が湧き起こる。
那須は翌日のテレビ番組で取り上げられたいと意気込むと、作間、織山は大爆笑。そんな兄3人の後にコメントを求められた内田は「最年少パワーで頑張ります!」とかわいらしく宣言。会場からは「かわいい!」の声が漏れ聞こえ、コーナー開始前から「圧倒的有利!」「優勝候補!」との声が飛び交う場面も。劇中ではおねえちゃんをキュンキュンなセリフがたくさん散りばめられているため、「キュンキュンさせちゃってください!」とMCからのリクエストも飛んできたところで、いよいよお待ちかねのコーナーがスタート。
「テレビに出たい!」「翌朝の番組でトップニュースに取り上げられたい!」と意気込んだ那須は、「たまには弟に頼ってもいいんだよっ!」とトップバッターで回答。作間はセリフよりも那須のちょっぴりカッコつけた動きが気になったようで、すぐにモノマネを披露し笑いを誘う。続く内田が「ぎゅっとしてあげる!」と答えると、会場は再び「かわいい!」の声でいっぱいに。那須と内田の回答を参考に、「真正面可愛いパターンもありなのか……」と策を練る作間が絞り出したフレーズはちょっぴりおちゃらけた顔を浮かべながらの「お姉ちゃん、宝くじ当たったよ!」。「(宝くじが当たれば)頑張らなくて済む」との理由を添えた作間に対し、畑は、「確かにうれしいけれど(笑)。会場のみなさんの顔が苦い!」と指摘し、キュンキュンするセリフ期待していた観客を思いやり微笑む。
最後に答えた織山は「オレがご飯を作ってあげる!」と答え、畑、そして観客をキュンとさせたものの、笑いをとった作間の答えが気になったようで、「さすがだな。やっぱり順番は(作間が)最後がよかったんじゃないの?」とオチで笑いが起きる流れがよかったと気遣う場面もあった。
イベントでは原作者のオザキアキラからの手紙を作間が代読。涙を浮かべて喜ぶ畑に最年少の内田がそっとハンカチを差し出し、畑、そして三人の兄も驚きながらも「イケメンや!」「モテ男だな!」などと弟のスマートな行動に感心の様子。内田のハンカチで涙をぬぐった畑は最後の挨拶で撮影を振り返り「うだるような暑さのなか、愛おしいキャストとスタッフと作り上げたすてきな作品になっています」と胸を張る。続けて「アイドル活動があるなか、撮休の日は別の仕事で忙しかったはず」と4人の弟たちを見つめ、「撮影では、いち役者として作品に向き合ってくれました。みなさんの支えのおかげで公開を迎えられて胸がいっぱいです!」と感謝。初主演映画は「ハートフルで、心温まるラブコメディーになりました!」と笑みを浮かべ、冬にピッタリの映画とアピールしイベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ