松坂桃李も大絶賛『雪の花 ―ともに在りて―』芳根京子が3か月の練習期間を費やした和太鼓演奏

松坂桃李も大絶賛『雪の花 ―ともに在りて―』芳根京子が3か月の練習期間を費やした和太鼓演奏

黒澤明の助監督を務め、監督デビュー作『雨あがる』(00)以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史が監督を務める『雪の花 ―ともに在りて―』が1月24日(金)に公開される。このたび、本作より緊張感あふれる和太鼓シーンの場面写真が解禁となった。

【写真を見る】大満足の出来にガッツポーズを見せる芳根のメイキング写真
【写真を見る】大満足の出来にガッツポーズを見せる芳根のメイキング写真[c]2025映画「雪の花」製作委員会

本作は、吉村昭の原作「雪の花」を映画化する本格時代劇。江戸時代末期。死に至る病、疱瘡(天然痘)が大流行し、多くの人命が奪われていくなか、どうにかして人々を救う方法を見つけようとする福井藩の町医者、笠原良策(松坂桃李)の物語を描く。良策は、妻千穂(芳根京子)に支えられながら、京都の蘭方医、日野鼎哉(役所広司)に教えを請いに出向く。異国では疫病の予防法として「種痘」が行われていることを知り、予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を入手すべく、様々な困難にぶつかりながらも藩を、そして幕府をも巻き込んでいく。

今回解禁となったのは、松坂も唸る和太鼓演奏シーンの場面写真。緊張感ある雰囲気のなかで鋭い眼差しを投げかける千穂が捉えられており、その佇まいや衣装からは普段千穂が見せないたくましい一面が垣間見える。和太鼓の演奏は初挑戦となる芳根だが、クランクインの約3か月前から練習に励んでいたという。「練習期間は、毎日プロテインを持ち歩いていました」と話すように、その当時は腕が一回り太くなったそう。周りにも「太鼓の作品をしていると思っていた」と、話しかけられるほど腕をパンパンにしながら練習に取り組む芳根だったが、「監督が何度も練習を見に来てくださっていて、その姿を見たらこんなにメソメソしていられない」と監督の存在が芳根を奮い立たせていたという。

そんな芳根の姿を隣で見ていた松坂は、「すごいですよね」と大絶賛。「(太鼓奏者の)役とかではないのに、そういうシーンがありますということで3か月練習して、でもそれをやることによって人物の厚みが出る。その説得力はすごいありました」と芳根に対し尊敬の眼差しを見せた。練習の成果は芳根のクランクアップの日に、滋賀県の奥石神社にて行われた撮影で披露され、「あの日はすごいやり切ったなっていう夜でした」とその出来に満足している様子の芳根。大満足の出来にガッツポーズを見せる芳根のメイキング写真もあわせて解禁されている。


カットがかかるまで3分以上、力強く太鼓をたたき続け全力を出し切った芳根の姿に、松坂含む現場のキャストも大きい拍手を送ったという芳根の太鼓演奏シーン。芳根が力の限り太鼓を奏でる大迫力な演奏シーンをぜひ大きいスクリーンで体感して欲しい。

文/鈴木レイヤ

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