世界各地の映画祭で計51冠受賞!韓国映画『君への挽歌』日本公開版予告編と絶賛コメント到着

世界各地の映画祭で計51冠受賞!韓国映画『君への挽歌』日本公開版予告編と絶賛コメント到着

韓国伝統の歌が紡ぎだす、ある老夫婦の愛の物語を描く『君への挽歌』が2月7日(金)より公開される。このたび本作の日本公開版予告編が解禁。さらに劇場公開を記念し、狂言師の和泉元彌、カトリーヌ・ドヌーヴ主演作『SPIRIT WORLD(原題)』の映画プロデューサー、金延宏明、映像作家の串田壮史らの推薦コメントが到着した。

『君への挽歌』は2月7日(金)より公開
『君への挽歌』は2月7日(金)より公開[c]2022 Film Company Soonsu

イ・チャンヨル監督が思索の果てにたどり着いた人生の在り方を、高齢化が進む韓国社会で多くの者が向き合う「認知症」と、韓国の口承伝統芸能「パンソリ」を題材に綴った本作。パンソリの歌い手である夫と認知症を患った妻の、生と死の間で歌い上げられる愛の物語となっている。韓国ではまだ認められていない安楽死などにも言及し、命の尊厳の現実を観る者に問いかける内容は、国を越えて人々の心を震わせ、世界各地の映画祭で計51冠もの賞を受賞。韓国インディペンデント映画史上、最も多くの賞を獲得した映画となった。

主人公ドンヒョク役を演じた俳優ソン・ドンヒョクは、認知症を患った自身の母親を15年間支え、本作の撮影開始直前に見送った過去を持つ。亡き者の成仏を願う「晩歌」など、彼が生歌で披露する魂の歌声は、本作の最大の見どころの1つとなっている。ドンヒョクの妻ヨニ役は、日本でも話題となった韓国ドラマ「ペントハウス」などで知られるチョン・アミ。200本以上の演劇作品に出演したベテランとして、認知症により否が応でも変化していく1人の女性の姿を自然かつ壮絶に演じた。

解禁された予告編では、美しいままで終わることのできない人生の哀しみ、そして認知症の妻ヨニを愛するがゆえに苦悩する夫ドンヒョクが慟哭とも言うべき魂の歌声の場面が映しだされ、のちにたどり着く老夫婦の愛の結末を予感させるものとなっている。


避けることができない愛の終わりに直面した老夫婦が辿り着く結末とは?多くの人々の心を震わせた本作の公開を楽しみに待ちたい。

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