asmiが主題歌「大きな玉ねぎの下で」をカバー!すれ違う主人公たちに寄り添う『大きな玉ねぎの下で』MVが公開
爆風スランプの不朽の名曲にインスパイアされた『大きな玉ねぎの下で』(2月7日公開)。本作より、asmiがカバーする主題歌「大きな玉ねぎの下で」のMVが公開となった。
夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働く、丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)。将来に希望が持てず就職活動も滞り中な丈流と、自分の夢をまっすぐ追うあまり、できない自分が嫌になり葛藤する美優。そんな2人をつなぐのは、連絡用のバイトノートだけ。いつしか業務連絡のみならず、互いの趣味や悩みも綴るようになった彼らは素性を知らぬまま惹かれ合い、やがて“大きな玉ねぎの下(武道館)で”会う約束をする。
主人公の丈流と美優は、バイト先の“業務用ノート”を通じて言葉のやり取りを交わし、惹かれ合いながらもすれ違い続ける。今回公開された主題歌MVでは、そんな2人の温かくもせつないひと時が、asmiの愛らしく柔らかな歌声に乗せて映しだされる。
映像内では互いの些細な言葉に勇気づけられ、時には喜びを噛み締める姿も。プライベートや就活など悩みが尽きない2人にとって、本音や弱音を吐きだせる業務用ノートの存在が次第に心の支えとなっていく様子が伝わってくる。神尾楓珠、桜田ひよりが体現する等身大の姿はもちろん、どこか懐かしくも温かい気持ちを呼び起こす彼らが魅せる様々な表情も必見だ。
また、本編にも人気アーティストのA-ri役として出演するasmiが登場するシーンでは、劇中に登場するカフェバー「Double」での撮影を敢行。ラストでは丈流と美優、asmiがすれ違う姿も収められるなど、この映像でしか見ることができない貴重なシーンとなっている。
本作の魅力が伝わることはもちろん、asmiの包み込むような愛らしい歌声がどこかせつない余韻を残す主題歌MV。爆風スランプによる不朽の名曲をカバーするにあたり、asmiは「ペンフレンドの2人が出会う前のもどかしさやせつなさを、私の歌声から伝えられるように心を込めて歌いました」と曲に込めた特別な想いを明かす。そんな彼女の歌声を、神尾と桜田も「心が洗われていく感覚になりました。歌詞の良さがストレートに伝わってきてすごく素敵です」(神尾)、「透き通った声が素敵で、(撮影中は)毎日asmiさんの曲を聴いていました。とても心地良かったです」(桜田)と大絶賛している。
不器用な丈流と美優が手書きの想いで紡ぐ感動のラブストーリー『大きな玉ねぎの下で』。令和のいまだからこそ描ける魅力が凝縮された主題歌MVをチェックして、劇場公開に備えてほしい。
文/平尾嘉浩