ティモシー・シャラメが来日、寒空レッドカーペットにファン熱狂!『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は「全身全霊でつくった」

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ティモシー・シャラメが来日、寒空レッドカーペットにファン熱狂!『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は「全身全霊でつくった」

ハリウッドを牽引する若きトップスターのティモシー・シャラメが、ボブ・ディラン役を熱演した映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2月28日公開)を引っ提げて来日。シャラメの来日は、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(23)のプロモーションで初めて日本に訪れて以来、約1年半ぶり2回目のこと。2月8日には麻布台ヒルズアリーナで行われた「SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYO」に登壇した。レッドカーペットにシャラメが姿を現すと、約250人が集まった会場は大歓声に包まれた。

【写真を見る】ティモシー・シャラメ、日本のファンに笑顔で手を振った
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唯一無二のミュージシャンで、2016年にノーベル文学賞にも輝いたカリスマであるボブ・ディラン。本作は60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描く。彼の青春時代を、「風に吹かれて」「時代は変る」「ライク・ア・ローリング・ストーン」といった数々の名曲と共にドラマチックにたどっていく。

レッドカーペットでファンと再会
レッドカーペットでファンと再会

世界各国を沸かせてきたワールドプロモーションツアーのクライマックスを華々しく飾る、日本での来日イベント。麻布台ヒルズで大規模な映画レッドカーペットイベントが行われるのは、この日が初めてのこととなった。寒空のもと、MOVIE WALKER PRESS独占で招待されたファンがいまかいまかと待ち望むなか、ついにシャラメが登場。シャラメが大きく手を振ると、会場は「ティミー!」という大歓声に包まれた。レッドカーペットを歩き、写真撮影やサインなどファンサービスに専念するシャラメに、ファンは釘付けになっていた。

ファンサービスに専念した
ファンサービスに専念した

ステージに上がったシャラメは「本当にありがとうございます」と感謝。「いまファンの方とお会いしたら、『昨年、別の作品のプレミアでお会いしたな』とわかる方もたくさんいた」とファンとの再会を喜びながら、「ボブ・ディランは自分にとって意味の大きな、すばらしいアーティスト。5年半のリサーチをするなかで、日本にもファンがたくさんいることを知った。日本で行ったコンサートもすばらしいし、彼の作品のなかでも最高のレコードは日本で録音されているものがたくさんある。そういった意味でも映画を観ていただきたい。観ていただければ、ボブ・ディランの音楽にインパクトがあったことを感じてもらえると思う」と力強くコメント。「自信過剰で言っているのでありません。自分も、共演したエル(・ファニング)やエドワード(・ノートン)、モニカ(・バルバロ)も、みんなで全身全霊でつくった作品」だと胸を張った。

ギブソンのギターもお目見え
ギブソンのギターもお目見え

この日はボブ・ディランが初期に使用していたモデルのギターもステージにお目見え。「美しいギター」とギターを見つめたシャラメは、「自分の人生を変えてくれたアーティストを発見した。ボブ・ディランが僕にどれくらいインパクトを与えたかは、言葉に尽くせないものがあります」とディランに深い敬意を表し、「この作品は独自のスピリットを持っている」としみじみ。


完成作に胸を張った
完成作に胸を張った

「この映画に関わることをミッションだと感じていました。普段からアートは観る方の解釈によるべきものだと考えているし、ご覧になった時に愛していただけるかはわからないけれど、少なくとも劇場で見る価値のある作品。ぜひご覧ください」と謙虚ながら、完成作に自信をのぞかせていた。最後には「ミテネ!」と日本語でアピールして、大きな笑顔を見せたシャラメ。終始、会場は大きな歓声や拍手が沸き起こるなど、寒さを吹き飛ばすような熱気にあふれていた。

取材・文/成田おり枝

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