『シビル・ウォー アメリカ最後の日』Blu-ray&DVDが6月に発売決定!豪華版詳細や特典内容も発表
いまや世界を席巻するA24が史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描いた『シビル・ウォー アメリカ 最後の日』(24)のBlu-ray&DVDが6月4日(水)に発売される。あわせて特典内容も発表された。
監督、脚本を務めたのは、長編デビュー作『エクス・マキナ』(15)で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞する快挙をはたし、『MEN 同じ顔の男たち』(22)など独創的な世界観と妖麗な映像表現で世界に衝撃を与え続けるイギリスの鬼才アレックス・ガーランド。本作ではガーランド監督が迫真の映像と音によって、分断していく大国アメリカへの警鐘を鳴らす。テキサスとカリフォルニアが同盟を組むという突飛に思える設定だが、巧みな筋運びと戦争をゼロ距離で体感させる圧巻の没入観により、今日起こるかもしれない“分断の終着点”として驚くほどのリアリティを物語に手繰り寄せた。
全米では2週連続で第1位を獲得した本作は、米大統領選挙が行われるタイミングも相まって、その内容が大きな物議を醸した。日本でも公開当時大きな話題となり、週末興行ランキングで第1位となったほか、第48回日本アカデミー賞でも優秀外国作品賞に輝くなど高い評価を受けた。
主人公のリーを演じるのは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた名優キルステン・ダンスト。内戦で崩れゆくアメリカの惨状を前に、強固な精神が少しずつ蝕まれていく戦場カメラマンの機微を繊細に表現した。そんなリーと対照的に、死線を越えるなかで悲劇的な成長を遂げる若手カメラマンのジェシーに抜擢されたのがケイリー・スピーニー。『プリシラ』(23)でヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞し、リドリー・スコット製作『エイリアン:ロムルス』(24)でも主演をはたすなど、いま最も注目が集まる若手俳優の1人だ。ほかにもNetflix製作ドラマ「ナルコス」でパブロ・エスコバルを演じたワグネル・モウラ、『DUNE/デューン 砂の惑星』(20)など数多の作品で独特の存在感を示すスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンなど、実力派がメインキャストとして脇を固める。
Blu-ray豪華版にはオリジナルTシャツや、劇中で撮影された写真をポストカードにして封入。また本編ディスクに加え、撮影の裏側を捉えたメイキングSXSW 2024 Film & TV Festival上映後Q&Aの様子を収めた特典ディスクの計2枚組となる。世界が驚愕したディストピア・アクション『シビル・ウォー アメリカ 最後の日』をぜひ自宅でも体感していただきたい。
文/山崎伸子