生田斗真に恋した広瀬すず…教師と女子高生の純愛『先生!』が切なすぎる

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生田斗真に恋した広瀬すず…教師と女子高生の純愛『先生!』が切なすぎる

生田斗真と広瀬すずの共演で話題を呼んでいる『先生!、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)。集英社の「別冊マーガレット」で7年にわたって長期連載され、コミック累計発行部数は600万部を突破する河原和音の人気少女漫画を、『僕等がいた』『アオハライド』などの青春映画の名手・三木孝浩監督が映画化した純愛ストーリーだ。

高校2年生の響は、ちょっと内気で不器用な性格。周りの友人たちが教師に恋心を抱いていることに、あまりピンと来ない彼女だったが、ふとしたきっかけで世界史の伊藤先生のことを気になり始める。初めての恋に、どうすればいいのか戸惑いながらも、まっすぐな想いを伝え続ける響。そんな彼女の想いに、ぶっきらぼうで近寄りがたいオーラを放つ伊藤の心が、少しずつ溶かされていくのである。

そんな本作から、広瀬演じる響の、溢れる恋心が伝わる新場面写真が公開された。伊藤に想いを伝えるも、教師と生徒という関係だからと玉砕した響は、ある日階段でぶつかった拍子に伊藤がかけていたメガネを壊してしまう。メガネがないとまっすぐ歩くこともできない伊藤のために、響は優しく手助けをしながら彼が住む職員寮まで送るのである。

大丈夫だと気遣う伊藤に対し「先生は私が守りますから!」と健気にサポートする響。どこまでもまっすぐな響の姿に、頑なな伊藤も思わず微笑み「守ってくれて、どうもな」と優しい言葉をかける。職員寮の外で、ひとり家に向かって歩いて行く伊藤の後ろ姿を見つめ、儚げな表情を浮かべる響。人を好きなることを知った彼女の、切なくも苦しい心情が凝縮された場面となっているのだ。

この後の場面でも、伝えきれない想いに苦悩しつづける響と、素直に応えることができない伊藤の、切なくも歯がゆい恋模様が展開していく。そして、文化祭の日、響は伊藤にきちんとフラれるために屋上に向かう響。そこからはじまる切なすぎる恋の行方は、劇場で直接たしかめていただきたい。

ジャニーズでは珍しく俳優専業で活躍を続ける生田と、出演作が後を絶たない人気女優・広瀬の好演に、竜星涼、森川葵、比嘉愛未ら実力派キャストが脇を固める。スタッフ陣も三木監督の丁寧な演出に加え、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を手がけた岡田麿里の脚本の美しさと、本作のために書き下ろされたスピッツの主題歌によって生み出される余韻。一流のキャスト・スタッフが紡ぎ出す、まっすぐで普遍的な純愛ストーリーに誰もが心打たれることだろう。【文/久保田和馬】

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