劇団四季より岡村美南&谷原志音が特別出演!『ウィキッド ふたりの魔女』へのあふれる想いを語る
20年以上も愛され続けている不朽のミュージカルを映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』(3月7日公開)。本作の日本語吹替版に特別出演している劇団四季の岡村美南&谷原志音のコメントが到着した。
エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ!』(18)や『イン・ザ・ハイツ』(21)のジョン・M・チュウが監督を務める本作。このたび、劇団四季のミュージカル「ウィキッド」でエルファバ役を演じてきた岡村美南と、グリンダ役を演じてきた谷原志音が日本語吹替版キャストとして特別出演していることが発表された。
岡村は入団以前からモダンダンスや歌のレッスンを受け、2008年に劇団四季のオーディションに合格。2010年から「ウィキッド」のエルファバを演じ、その後も「キャッツ」、「ウェストサイド物語」、「ノートルダムの鐘」などに続々と出演してきた。持ち前の高い歌唱力と演技力で多くの観客を魅了する岡村は、「私にとってはもう全ての始まりと言っても過言ではありません。入団して初めてセリフをいただいたのがこの役で、なにもできないなかたくさんの先輩方がサポートしてくださりました。今回こうして違う形で『ウィキッド』に再会でき、今後歳を重ねていっても、ずっと心の中に深く残る作品だろうなと感じています」と「ウィキッド」への強い思い入れを述べている。
一方の谷原は2010年に劇団四季のオーディションに合格し、2011年に「ウィキッド」のアンサンブルとして初舞台を踏むと、2014年からはグリンダ役として出演。その後、「マンマ・ミーア!」のソフィ役、「アナと雪の女王」のエルサ役など多くの作品で主役を担い、その圧倒的な歌唱力で高い評価を得ている。そんな谷原もまた、「1幕ラストの場面を観た時に、“これをやるために四季に入りたい”と思いました。入団後は、どんな役でもいいからとにかく『ウィキッド』に出たいという想いがあったので、初舞台で役をいただき、台本をもらった時には、ぐるぐる走り回るぐらい本当にうれしくて。たくさんのことを経験させていただいた作品です」と岡村と同様にあふれんばかりの熱い想いを語っている。
そんな“ウィキッド愛”が止まらない岡村と谷原からファンへ向けたメッセージも到着。岡村は「舞台版に忠実に、リスペクトを持って作り上げられた作品です。出演していた私でもこれほど新鮮に楽しめるなんて。期待を裏切らない作品になっています。ぜひ公開を楽しみにしてください」と太鼓判を押し、谷原も「これまで何回も『ウィキッド』を観て、出演もしてきましたが、全てのシーンが新鮮でした。自分の想像をはるかに超え、2時間41分があっという間でした。映画で初めて『ウィキッド』に出会う方でも楽しめると思いますので、ぜひミュージカルも映画も観に来てください」と映画版だからこそ表現できる世界観に惜しみない称賛の言葉を贈っている。2人がどのような役どころで出演しているかは映画館で確認してほしい。
今回、日本語吹替版の歌詞を監修したのは、作詞家で音楽プロデューサーでもある、いしわたり淳治。原作をリスペクトしながらも映画用に調整された楽曲は、「ウィキッド」の世界をさらに魅力あふれるものにしている。字幕版とあわせて吹替版にも注目してほしい。
文/平尾嘉浩