アンジー効果!全米で乳がん遺伝子検査受診者が激増
アンジェリーナ・ジョリーと言えば、女優、国連特使として大きな影響力のある女性であることは周知の事実だが、乳がん遺伝子検査でもアンジー効果を発揮。なんと検査の受診者が80倍にも膨れ上がったようだ。
卵巣がんで56歳という若さで亡くなった母親からの遺伝を懸念し、BRCA遺伝子テストを受けたアンジェリーナ。その結果乳がんになる確率が87%だとわかったため、2013年に両乳房切除手術を、そして50%の確率で卵巣がんを発症させる要因にもなっている遺伝子を持ち合わせているため、2015年には卵巣と卵管を摘出する予防手術を受けている。
アンジェリーナは当時、ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した記事の中で検査の重要性を訴え注目を浴びたが、ジョージア大学の研究結果によれば、2003年から2014年までの間に、BRCA遺伝子テストを受けた人は80倍に激増。
とりわけ2013年には検査受診者の数が爆発的に跳ね上がったそうで「アンジェリーナ・ジョリーの寄稿をメディアが報じたことによって、世間への認知が広がった。その結果、検査を受ける人の数が激増した。また検査ができる医療機関が増えた上に、医療費の削減にもつながったことは、明らかにアンジェリーナ効果だといえる」と結論づけている。【NY在住/JUNKO】
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