天海祐希とハリウッド大物女優が演技バトル!?『マイティ・ソー バトルロイヤル』の悪役は、ソーもひざまずかせる女王様
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(日本18年4月27日公開)へ繋がるマーベル・スタジオ最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』が11月3日(金・祝)より全国公開される。本作は、新「アベンジャーズ」へのカウントダウンとなる内容で、アベンジャーズ最強コンビのソーとハルクが新チームを結成。裏切り王子のロキも仲間になり、新キャラの女戦士ヴァルキリーも参戦。
さらに、本作で彼らに立ちふさがるのは、ケイト・ブランシェット演じる史上最強の死の女神・ヘラ。トレードマークのハンマーを破壊され絶体絶命となったソーが、ヘラから世界を守るため、盟友のハルクと、アベンジャーズを思わせるチームを結成する。果たして、復讐に燃える最強の“死の女神”と、ソーが率いる型破りな新チームのバトルはどうなってしまうのだろうか。
マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギによれば、本作は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へ繋がる重要な役割を果たすとされており「アベンジャーズ」シリーズのファンは必見となっている。
先日、ロサンゼルスで現地10月10日に行われた『マイティ・ソー バトルロイヤル』のワールドプレミア上映には、世界中のメディアが集まり、大きな盛り上がりとなった。プレミアの感想では「マーベル映画の中で、一番面白くて楽しい映画になっている」「この映画を見たら、絶対にソーが、アベンジャーズで一番人気になる!」 などと、興奮と絶賛の声が絶えない。
“死の女神”ヘラを演じるのは、本作でマーベル作品初参戦となるオスカー女優、ケイト・ブランシェット。今回の役作りも入念に行ったようで「原作コミックはもちろん読んだわ。私はどんな役であれ、ビジュアルからインスピレーションを受けるの。私はいつも、他人とは違うことに惹かれる傾向があるけれど、イラストレーターたちは、様々なキャラクターを色々な異なる形で描いているわ。ヘラにも幾つかのバージョンがあって、中にはあまり服を身にまとっていないものもあったわ(笑)。私たちはそっちの方向には進まなかったけれど。」と明かした。
そしてヘラの吹替を担当するのは、あの天海祐希。これまでにも『崖の上のポニョ』や『メアリと魔女の花』など、多くのアニメ映画で声優を務めてきた天海は「実写映画の声優として、これだけ長く複雑なセリフに声をあてるのは初めてだったので、緊張しました」と、実写吹替の難しさを語り「ファンの方が多い作品なので、気に入ってもらえると嬉しいです」と自信を見せた。
その証拠に先日のワールドプレミアの際には、本家ヘラであるケイトから「ルックスまでヘラそのもの!」と太鼓判を押された天海が、貫録たっぷりで迫真の演技を披露。吹替版を演じるにあたり、ケイトの低音で流れるような英語の印象を意識したというだけあり、期待に違わない圧巻の仕上がりになっている。
ゴージャスな衣装に身を包んだヘラが、ソーやロキに「ひざまずけ!」と命じる場面は、字幕版も吹替版も、思わずゾクリと背筋が凍るほどの迫力。ぜひ、その迫力を劇場でチェックして欲しい。【Movie Walker】