英アカデミー賞『ハート・ロッカー』が作品賞・監督賞受賞
2月21日にロンドンで英国アカデミー賞授賞式が行われ、キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が作品賞と監督賞を受賞した。
ビグロー監督の受賞スピーチでは、会場で拍手を送っていた『アバター』のジェームズ・キャメロン監督の顔がアップになる場面もあり、元夫婦の賞レースバトルは、英国では元妻に軍配が上がった。
また、主演男優賞は『A Single Man』のコリン・ファース、主演女優賞は『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと、それぞれ英国人俳優が受賞し、助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ、助演女優賞は『プレシャス』のモニークが受賞した。助演男優賞のクリストフ・ヴァルツは「クエンティン(・タランティーノ)がいなければ『イングロリアス〜』はなかった。クエンティンがいなければ、自分は英国アカデミー賞の授賞式にはいなかった。他の賞だって同じことだ」とスピーチし、会場のタランティーノが瞳をうるませるシーンもあった。【UK在住/ブレイディみかこ】
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