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K・スペイシーが劇場で20件の「不適切な性的行為」

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K・スペイシーが劇場で20件の「不適切な性的行為」

ケビン・スペイシーが芸術監督を務めていたロンドン市内の劇場、オールド・ヴィック・シアターで、20人の男性が彼から不適切な性的行為を受けていたと訴えていることがわかった。

英紙テレグラフによれば、劇場幹部に申し立てのあった20件のうち14件は非常に深刻な行為であるため、警察に連絡するよう被害者たちは告げられたという。被害者のほとんどは同劇場のスタッフだそうだ。

スペイシーは2004年から2015年まで同劇場の芸術監督を務めており、今回の訴えも1件を除いてはすべてその時期に起きたもの。1件だけは、スペイシーが関与していた1995年の舞台作品上演中に発生したという。

犠牲者の1人は、その行為が起きたときに劇場の支配人に打ち明けたそうだが、無視されたと明かしている。

スペイシーは同劇場のCEO、サリー・グリーンによって、地味な劇場の世界にハリウッドのグラマラスさを注入するため芸術監督に起用された。そのため、スタッフたちはスペイシーの不適切な振る舞いを知っていても、口にできない雰囲気が出来上がっていたという。

サリー・グリーンは、こうしたスペイシーの行為の数々を知らされて「吐きそうなほど気持ちが悪くなった」とコメントしたと英紙デイリー・メールが伝えている。

「ハリウッドは訴訟の嵐で破産するんじゃないか」「ゾッとする。CEOが知らなかったというのは信じられない」「裁判で有罪判決が出るまでは無罪だ」「それでも彼は素晴らしい俳優だ。それは否定できない」などのコメントが同紙サイトに寄せられている。

UK在住/MIKAKO

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