リリー・アレン、難民受け入れに対する二枚舌でツイッターが大炎上!
「誰もが難民に住まいを提供すべき」と主張していた歌手のリリー・アレンが、所有するロンドンの高級マンションを富裕層の外国人に貸し出していたことが露呈し、ツイッターで非難の的となっている。
発端は4日、リリーが投稿した「賃貸に出してるマンションに引っ越すつもりでいたのに、今借りてる人が出ていかなくて、住む家が無い!」というツイート。賃貸人を退去させられない理由は「外交特権」のためだと説明されていた。
外交官や大使館員など、外交のために海外赴任している外国人には、在任国での不可侵権が保証されている。そのため、住居から強制退去させることはできない。リリーのマンションの借り手は「自分たちの希望にかなうレベルの新居が見つからないので移動はできない」と主張。借り手が外交特権の保有者である以上、たとえ大家であっても手も足も出せないのだ。
このツイートが炎上した原因は、昨年放送されたBBCの報道番組でのリリーのコメントだ。取材でフランスの難民キャンプを訪れたリリーは、難民の子供たちの過酷な状況に落涙。番組司会者が「身寄りのない難民の子供を、あなたは自宅に受け入れることができますか?」と聞くと「100パーセント受け入れるわ。受け入れない人がいるかしら?」と答えた。
「難民の子供たちは、自分の国から強制的に退去させられているのよ。自宅に余裕があれば、私はあの子たちを受け入れるし、誰もがそうすべきだと思うわ」そう主張したリリーが、外交官僚とおぼしき富裕層の外国人に自宅マンションを貸し出していたのだから、非難が巻き起こるのも当然だ。ツイッターでは、「♯シャンパン社会主義者(=高級酒を飲みながら格差の是正を説く二枚舌)」のハッシュタグと共に、リリーの偽善者ぶりを皮肉るツイートが殺到。リリーは賃貸マンションに関するツイートを削除しており、ツイッターアカウントは非公開になっている。
UK在住/シャオ