ケネディ暗殺事件から55年の2018年、『Newsflash(原題)』に注目

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ケネディ暗殺事件から55年の2018年、『Newsflash(原題)』に注目

1963年11月22日、テキサス州ダラス市内のパレード中に銃殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺事件から55年を迎える来年2018年に、再びケネディ暗殺事件を題材にした映画『Newsflash(原題)』が公開される予定だ。ナタリー・ポートマン主演の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(16)や『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』(13)など、今までにケネディ暗殺事件を扱った映画は18本を数えると言われている。

『Newsflash(原題)』はケネディ大統領が死亡した事を報道した、当時のCBSのニュースに着眼したストーリーになる予定だそうで、涙を流しながら暗殺のニュースを報じた事で有名な米国のキャスター、ウォルター・クロンカイトを俳優セス・ローゲンが演じることに決まったと、米バラエティが報じている。

コメディで知られるセス・ローゲンだが『スティーブ・ジョブズ』(15)でウォズニアック役を演じ、最近はシリアスな演技でも注目されている。監督は『スモーキング・ハイ』(08)でセス・ローゲンとタッグを組んだ事があるデヴィッド・ゴードン・グリーンが務める。

セス・ローゲンが演じるウォルター・クロンカイトは、1962年から1981年にかけて「CBSイブニングニュース」のアンカーマンをつとめ、米国で当時「最も信頼のおける男」に選ばれたほどアメリカ国民にとって親しみのある人物だ。クロンカイトが悲しみのあまり声を詰まらせながら“ケネディ大統領が銃で撃たれ、亡くなりました”と伝える映像は、今なお目にする機会が多い。半世紀以上が経過し、新たな切り口で描かれる大統領暗殺事件の映画として『Newsflash(原題)』に注目したい。

LA在住/小池かおる

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