上白石萌歌「全力で駆け抜けたい!」セーラー服姿で「続・時をかける少女」への意気込みを語る

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上白石萌歌「全力で駆け抜けたい!」セーラー服姿で「続・時をかける少女」への意気込みを語る

筒井康隆による名作青春小説の続編を舞台化する「続・時をかける少女」が2月7日より東京グローブ座にて開幕する。初日の公演前に上白石萌歌、戸塚純貴、健太郎、新内眞衣(乃木坂46)、MEGUMI、脚本・演出を手掛ける劇団ヨーロッパ企画の代表・上田誠が会見に出席。コメディ舞台初挑戦となる上白石が「最後までみなさんを信じて、全力で駆け抜けたいと思っています」と笑顔で意気込みを語った。

本作は、筒井康隆の小説「時をかける少女」の続編として脚本家の石山透が創作した「続・時をかける少女」の初めての舞台版。芳山和子、和子の幼なじみ・浅倉吾朗を含む、前ストーリーの登場人物から記憶を消し、未来に戻ったケン・ソゴルが、20世紀で行方不明になった27世紀の3人の科学者を捜すため、再び和子らの前に現れる。

2018年を軸に、1960年代や1980年代、1990年代へとタイムリープする展開となるが、上田は「とにかく、時をかける話にできたらと思って作った」とコメント。「もともとの原作で、切なくも美しく別れをした2人」と和子とケン・ソゴルについて話し、「またケン・ソゴルが戻ってくるという展開自体が、コメディだと思った。『なんでお前、帰って来たんだ』というところから始まる劇になればいいと思った。時をめぐる疾走感のなかで、おもしろさが出たらいいなと思った」とコメディにした理由を明かす。

和子を演じる上白石は、セーラー服姿で登場。伝説的キャラクターを演じるが、「物語の中心に立っていろいろなものに流されながらも、ずぶとくまっすぐ立っている。凛とした雰囲気を演じられればいいなと思います」とキリリと表情を引き締め、「お客さま一人一人がタイムトラベラーになれるような作品になっている。一緒に時をかけられたら」とアピールしていた。

また舞台初挑戦となる健太郎は「初めての舞台。足を引っ張らないように、みなさんといいものを作っていけたら」と熱を込めた。新内も「乃木坂を出て初めての舞台。緊張もしています」と告白。「みなさんがすごく優しい。乃木坂のメンバーも優しいので、私はいつも温かい環境にいるなと思っている」と周囲の支えに感謝しきりだった。

「続・時をかける少女」は、2月7日(水)~2月14日(水)に東京グローブ座、2月17日(土)に森ノ宮ピロティホール、2月20日に(火)高知県立県民文化ホール オレンジホールで上演される。

取材・文/成田 おり枝

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