“あるあるネタ”満載の脚本が世界中を魅了!『ビッグ・シック』からユニークな本編映像が到着

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“あるあるネタ”満載の脚本が世界中を魅了!『ビッグ・シック』からユニークな本編映像が到着

人気海外ドラマ「シリコンバレー」で知られるパキスタン出身の俳優クメイル・ナンジアニが自らの体験を脚本にして主演を務め、第90回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされている話題作『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2月23日公開)。

このたび本作から一足先に本編映像の一部が公開された。映画の序盤、主人公のクメイルと大学院生のエミリーが付き合いはじめたばかりの2人が魅せる微笑ましいやり取りが描かれているシーンだ。

深夜にベッドを抜け出して慌てた様子で着替えるエミリーに気づいたクメイル。どうしたのかと訊ねると、急にコーヒーが飲みたくなって近くの食堂に行くと言いはじめる。クメイルがコーヒーを淹れると言っても拒み、夜道は危ないからついて行くと言い出しても拒むエミリー。そんな彼女の口から発せられた切実な願いとは一体…。

彼の妻であり、本作の共同脚本家でもあるエミリー・V・ゴードンとの出会いから結婚に至るまでに起こった奇跡の連続を描いた本作は、人種や文化の違いを乗り越えながら結ばれていく2人の姿と、それぞれの家族との関係、そして突如襲いくる原因不明の病など、波乱に満ちた展開が待ち受けている。

製作総指揮を務めたのは、世界中の映画ファンから絶大な支持を集めているジャド・アパトー。『40歳の童貞男』(05)の監督としても知られ、また『はじまりのうた』(13)など数々の人気作をプロデュースしてきた彼は、ナンジアニから聞かされた物語に心打たれたと明かしている。昨年のサンダンス映画祭でお披露目されてから数多くの映画祭で絶賛を浴び、全米では口コミで大きな話題となり予想外の大ヒットを記録した本作。その最大の魅力は、やはりナンジアニとエミリー2人の思い出が詰まったその脚本にある。

ヒロインのエミリーを演じているゾーイ・カザンも、この映像に映しだされているような“カップルあるある”に代表される秀逸なやり取りの数々に「素晴らしくユニーク」と絶賛。「読んだ瞬間に虜になってしまったの」と、出演を即決したことを明かしているほどだ。ほかにもナンジアニだからこそ描ける“売れない芸人あるある”から、物語のテーマでもある“異文化結婚あるある”まで。時にシリアスに、そしてユーモアを忘れない、魅力的なストーリーテリングに要注目だ。

文/久保田和馬

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