1/60秒の差が勝敗を分ける!世界中が熱狂する“プロゲーマー”って何者?
日々、技術の進化を続けているゲームの世界。ゲームができるハードやジャンル、実際にプレイしている年齢層も多様になり、その楽しみ方は人それぞれだ。そんなゲームの世界でプロとして活躍し、大金を稼ぎ出している“プロゲーマー”の存在をご存知だろうか?
3月3日(土)公開の映画『リビング ザ ゲーム』は、プロゲーマーの世界を取材し、国際的な活躍をしている各国のプロゲーマーに迫ったドキュメンタリー。本作はゲーム関連企業などをスポンサーにつけて、人前でゲームをプレイすることを生業とするプロゲーマーに密着。彼らが世界中のゲーム大会を転戦し賞金を獲得する様子はもちろん、プライベートやプロになった理由、そして未来についても赤裸々に明かす。
コマンド操作での複雑な駆け引きが可能になった「ストリートファイターII」の登場以降、90年代に爆発的な対戦型格闘ゲームのブームが巻き起こった。それが2000年代に入ると大規模なゲーム大会が世界各国で開催されるようになる。日本発のゲームカルチャーが全世界の若者を魅了する中でプロゲーマーも生まれていった。
本作には2014年に世界大会を制したももちや、日本初のプロゲーマー梅原大吾、北米最強にして格闘ゲーム会のレジェントの1人として知られるジャスティン・ウォン、ヨーロッパで不動の人気を誇るルフィらプロゲーマーが登場。彼らが大勢のオーディエンスの前で、ゲームをプレイする姿や、ゲームに勝つために1/60秒の技術を追い求める姿はまさにアスリート。ゲームの持つ“遊び”のイメージとはほど遠い、ストイックな佇まいと熱量にはただただ圧倒される。
現在、映画の公式ホームページでは映画監督やゲーム関係者のコメントが掲載されている。多数のゲームソングも発表しているヒャダインも「本作はゲームについての映画であると同時に、スポーツ映画でもあるのだ。誰が観ても興奮することは確実」と推薦コメントを寄せるなど、業界からの注目度も高い。
ゲームファン以外の人たちには馴染みが薄いかもしれないプロゲーマーという存在。そんな未知の職業の核心に迫った本格派ドキュメンタリーをぜひスクリーンでチェックしてほしい!
文/トライワークス