妻夫木聡、竹内結子との久々の共演に「勝った!」と確信。企画から携わった渾身の連続ドラマがついに完成!
『愚行録』(17)で長編映画監督デビューながらヴェネチア国際映画祭に出品された石川慶監督が、同作につづいて妻夫木聡を主演に迎えた「連続ドラマW イノセント・デイズ」の完成披露試写会&舞台挨拶が12日、丸ビルホールで行われ、主演の妻夫木聡、竹内結子、新井浩文、芳根京子、石川監督と原作者の早見和真が登壇した。
本作は発行部数40万部を超えるベストセラーを記録した同名小説を連続ドラマ化したヒューマン・サスペンス。清掃員として働く佐々木慎一(妻夫木聡)は、元交際相手の妻子を殺害し死刑判決が確定した幼なじみ・田中幸乃(竹内結子)の無実を信じ、仲間達とともに調査を進めていく。やがて彼は、彼女の壮絶な半生と予想外の真実にたどり着くことになる。
原作を読んで虜になった妻夫木は、自ら早見にオファーの電話をかけ、企画段階から本作に携わったとのこと。それだけ思い入れの強い本作の完成に「感無量です」と微笑んだ妻夫木は「夢みたいでいまだに実感が沸かない。まだ夢の中にいるんじゃないかという気持ち」と感慨に浸る。
そして「映画の企画が動いていたけれど頓挫したと聞き、ドラマでじっくり描いたほうが絶対におもしろいと思ってお願いしました」と映像化権を獲得した経緯を明かす妻夫木。「粘ったというより横取りした感じ。ハイエナみたいに(笑)」と笑顔で語ると、早見も「(映画の企画がストップしてから)4日くらいで連絡がありました。まさにハイエナのようでした」と笑顔を見せた。
一方、妻夫木と竹内は「ランチの女王」以来となる連ドラ共演。「結子ちゃんが出てくれると聞いてうれしくて、もう『勝ったな!』という気持ちで撮影前から安心しきっていた」と明かした妻夫木から「尊敬している女優さんです」と褒め言葉を次から次へと掛けられ、思わず「撮影終わってからプレッシャーかけるのやめて!(笑)」とはにかんだ表情を浮かべた竹内。
また、本作で妻夫木と10度目の共演となる新井も「台本もらって企画に妻夫木の名前が書いてあっただけで『勝った!』と思った」と会場の笑いを誘い、その後も終始妻夫木と仲の良いやり取りを展開。共演者たちの仲睦まじい姿が、衝撃的な第1話を観終わったばかりの観客たちの緊張を解きほぐした。
「連続ドラマW イノセント・デイズ」は3月18日(日)よりWOWOWプライムにて放送が開始される。毎週日曜よる10時から全6話にわたり放送され、第1話は無料放送される。
文/久保田 和馬