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ラッセル・クロウ、深夜電話でプロデューサーに「ぶっ殺すぞ」

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ラッセル・クロウ、深夜電話でプロデューサーに「ぶっ殺すぞ」

ニコール・ラポルト著の、ドリームワークス社の内幕を描く暴露本「The Men Who Would Be King: An Almost Epic Tale of Moguls, Movies, and a Company called DreamWorks」によれば、『グラディエーター』(00)撮影中に、ラッセル・クロウから深夜電話で「ぶっ殺すぞ」と脅され、ビビってやめかけたプロデューサーがいたらしい。

同書によれば、撮影所での自分のアシスタントの日給の低さに不満を抱いていたクロウは、夜中の3時にプロデューサーのブランコ・ラスティグの自宅に電話し、「クソったれが! 素手でぶっ殺してやる」と相手を威嚇したという。高齢のラスティグは、ドリームワークス社設立者のスティーヴン・スピルバーグ監督に、「スティーヴン、僕、降りるよ。ラッセルに殺される。僕は辞めるよ」と言ったという。

また、同書によれば、クロウは見せ場で自分が言う台詞の一つが気に入らず、スタジオから歩き去ったり、かんしゃくを起こしたりしたそうで、撮影が終わった時には、「クソのような台詞だ。俺は最高の役者だから、あんなクソみたいな台詞でもそれなりに聞こえるけどな」とリドリー・スコット監督に悪態をついていたらしい。

ぶち切れやすさと粗暴な振る舞いで有名なクロウは、2005年にはニューヨークのホテルで暴れ、従業員への暴行で逮捕されたことがある。【UK在住/ブレイディみかこ】

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