『TRICK 3』初日舞台挨拶のハプニングに会場大ウケ!
遂に十周年を迎えた「TRICK」の映画最新作『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(5月8日公開)の初日舞台挨拶が5月8日、銀座のTOHOシネマズ日劇1で開催。主演の仲間由紀恵&阿部寛、生瀬勝久、野際陽子というレギュラー陣に、佐藤健、夏帆、戸田恵子、片瀬那奈たち映画版キャスト、堤幸彦監督の9名が登壇。映画第3弾ということで、盛大に“三大おめでた行事”が開催された。
「TRICK」は、仲間演じる自称・超売れっ子天才美人マジシャン・山田奈緒子と、阿部寛演じる騙されやすい天才物理学者・上田次郎の迷コンビが活躍する人気シリーズ。この十周年大感謝祭で企画された“三大おめでた行事”は、鏡開き、くす玉割り、クラッカーセレブレーションを一気に行うというド派手な内容だ。
まずは、奈緒子役の仲間がマイクをもって立つと、会場から「おめでとう!」という声が上がる。仲間は「十年続けて参りました。私にとっては大切な作品で、十年間一緒に続けてくださったレギュラーメンバーのみなさんや監督にお礼を言いたいです。また、『TRICK』は2Dですとお伝えください(笑)」とおちゃめにギャグを飛ばした。
上田役の阿部も笑顔で挨拶し、「生瀬さんのスピンオフ、本当に面白いです」と、金曜ナイトドラマの「警部補 矢部謙三」をアピール。「来週はドラマもやりますので、このまま、あおっていきたいです」と語った。
続けて挨拶した矢部役の生瀬は、「今日はウイッグで参りました(笑)」とお決まりのジョークでつかみはOK。また、阿部のコメントを受ける形で「上田さんの『新参者』っていうスピンオフもやってますから(会場大爆笑)。あ、違います? 他局ですか? でも、面白いですね」と言うと、会場から大きな拍手が上がる。
舞台挨拶が終わると、仲間の「TRICK」、観客の「十周年!」という掛け声で、いっせいに“三大おめでた行事”の酒樽、くす玉が割られ、クラッカーが鳴った。すると、佐藤のクラッカーのリボンが、前列に並んでいたカメラマンの頭上にモロかぶり。仲間は、「みなさんが心配な流れになっちゃいました」と苦笑い。佐藤は、「本当にすみませんでした。でも、きれいでしたね」と笑顔でコメント。会場も笑いの渦に包まれ、結果オーライ!?
ハプニングも笑いに変えて、大盛況となった初日舞台挨拶。堤幸彦監督は、本作についてこうアピール。「一度観ただけではわからない汚い作りになってます(笑)。また観たら新しい発見がある、本当の意味での精神的な3D作品となってます」と熱く語った。5月15日(土)には「TRICK 新作スペシャル2」も放映予定なので、これを機会にめいっぱい「TRICK」三昧といこう!【MovieWalker/山崎伸子】