劇場版が初週動員1位の大ヒット!いまさら聞けない人気シリーズ「Fate」とは?

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劇場版が初週動員1位の大ヒット!いまさら聞けない人気シリーズ「Fate」とは?

昨年10月に公開されるや否や、映画業界の予想を覆し週末動員第1位を記録した『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]I.presage flower』。ロングラン上映が続き、18年2月には累計興収15億円を突破した。そんな異例のヒット作のBlu-ray&DVDが5月9日(水)に発売される。これまで「Fate」を耳にしたことはあっても「どんな作品なのか知らない」「シリーズが複雑そうで難しい」と二の足を踏んでいる方々に向けて、作品の概要や世界観を紹介しよう。

『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]I.presage flower』は、17年公開の大ヒット作
『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]I.presage flower』は、17年公開の大ヒット作[c]TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

そもそも「Fate」とは?

PCゲーム「月姫」シリーズで爆発的な人気を獲得した同人サークルTYPE-MOONが商業シーンに活躍の場を移行。そのデビュー作品として発表されたのが、ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」だ。

舞台は魔法や魔術といった神秘の術が存在する、日本の架空都市・冬木市。その街で正義の味方に憧れる魔術師見習いの高校生・衛宮士郎が偶然サーヴァントのセイバーを召喚させる。そして、どんな願いでも叶えることができる“聖杯”を得るため、魔術師同士が命を賭けて戦う“聖杯戦争”に巻き込まれてしまうところから物語は始まる。

士郎が召喚した“サーヴァント”とは、簡潔に説明すれば英霊、つまり過去の偉人たちが魔術的な契約によって聖杯戦争の期間限定で現世に蘇った存在だ。彼らは聖杯を求め、最後の1人になるまで召喚者(マスター)と共に死闘を繰り広げる。

魔術師見習いの衛宮士郎(声:杉山紀彰)は聖杯戦争に巻き込まれていく
魔術師見習いの衛宮士郎(声:杉山紀彰)は聖杯戦争に巻き込まれていく[c]TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

3つのルートで描かれる物語

本作はノベルゲームという性質上、選択肢によって物語が3つに分岐する。士郎とセイバーの物語が展開する「Fate」ルート。士郎の同級生で、同じくマスターとなった遠坂凛との物語「Unlimited Blade Works(通称UBW)」ルート。そして士郎の後輩で、望まない形で聖杯戦争に巻き込まれていく間桐桜との壮絶な運命が描かれる「Heaven’s Feel(通称HF)」ルートだ。

「Fate」ルートと「UBW」ルートはTVアニメや劇場版アニメがすでに制作済み。そして最後のルートである「HF」の初の映像化作品が本作だ。3部作として描かれるため、ファンの間では完結までお祭りムードが続きそうだ。

【写真を見る】本作における重要な存在・間桐桜(声:下屋則子)は、士郎の一年後輩で彼にとって妹のような存在。
【写真を見る】本作における重要な存在・間桐桜(声:下屋則子)は、士郎の一年後輩で彼にとって妹のような存在。[c]TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

映画の第2章はもちろん、派生作品にも注目!

「HF」第2章となる『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II. lost butterfly』は2018年内に公開予定!また、GW中に徳島で開催されるイベント「マチ★アソビ Vol.20」にて、第2章のキービジュアルも初公開された。

一方、昨年放送された「Fate/Apocrypha」や7月より放送が再開される「Fate/EXTRA Last Encore」といったTVアニメシリーズ、1200万DL突破の超人気スマホアプリゲーム「Fate/Grand Order」をはじめ、様々な派生作品によって「Fate」の世界観は広がり続けている。いままさに人気絶頂の「Fate」シリーズ、9日発売のBlu-ray&DVDを機にぜひ、その世界へ触れてみることをオススメしたい!

文/リワークス

『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]I.presage flower』
完全生産限定版ブルーレイ 9,500円+税
通常版ブルーレイ 5,800円+税
通常版DVD 4,800円+税
5月9日(水)発売
発売元:アニプレックス

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