メットガラ、「オーシャンズ8」が狙うべきはリアーナのカルティエ!?
大ヒット映画『オーシャンズ11』(01)から『オーシャンズ12』(04)、『オーシャンズ13』(07)とシリーズ化された「オーシャンズ」シリーズ、期待の新作『オーシャンズ8』(8月10日公開)。サンドラ・ブロックを筆頭に、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなどのそうそうたるメンバーが結集し、宝石強奪を企てる犯罪コメディだ。映画の目玉となる盗みの舞台は、世界中のセレブが一堂に会するファッションの祭典 「メットガラ」だという。
7日に開催された本年度のメットガラも、高級ジュエリーの展示場さながらで、豪華な宝飾品を身に着けたセレブが次々に登場していた。とりわけ注目を集めたのは『オーシャンズ8』でクールなハッカー役を演じているリアーナだ。今年のイベント・テーマである“カトリック”に合わせ、ローマ教皇の祭服をイメージしたローブドレスで現れたリアーナは、圧倒的な存在感で会場の視線をくぎ付けにしていた。ローマ教皇のミトラ(司教帽)を模した帽子からガウンの裾に至るまで、手縫いの刺繍でビジューがびっしりと縫い付けられた衣装は重厚感があり、まさに豪華絢爛だ。
きらびやかなドレスに負けることなく、ジュエリーの方も美しい輝きを放っていた。リアーナの着けていた十字架モチーフのネックレスは、1934年に作られたカルティエのビンテージ品で、金、銀、ダイヤ、サファイア、ルビー、パール、オパール、トパーズが使われているという。このネックレスに組み合わせていたのは、1949年に製作された「鳩と精霊」という名のペンダント。「鳩と精霊」には、金、ダイヤ、17.2カラットのスターサファイア、サファイア、ルビー、エメラルド、パール、月長石、そしてオパールが使われている。
ネックレスだけでなく、指には大ぶりの宝石付きリングがずらりと並び、耳にはダイヤとゴールドのピアス、足首はパールと思しきアンクレットと、全身に宝石のきらめきをまとっていたリアーナ。『オーシャンズ8』では窃盗団の頭脳担当を演じているが、今年のメットガラで一番窃盗団に狙われそうなのはリアーナ本人だったようだ。
UK在住/シャオ