妻夫木聡、主婦たちの夫への不平不満に「僕にとっては衝撃的なことばかり」
山田洋次監督作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』(5月25日公開)で、男性限定の「奥さま感謝DAYイベント」が母の日である5月13日にスペースFS汐留で開催され、橋爪功、西村まさ彦、妻夫木聡が登壇。先日の「奥さまメーデーイベント」に参加した主婦たちが書いたという家族への不平不満がボードで紹介されると、妻夫木は「僕にとっては衝撃的なことばかり」と唖然となった。
『家族はつらいよ』シリーズ第3作目となる本作では、夫(西村まさ彦)の言動に堪忍袋の緒が切れた妻・史枝(夏川結衣)による家出騒動が描かれる。それにちなんだ “夫婦の働き方改革”を提唱するイベントでは、主婦たちからの「お前らもやれ」「食事の支度ぐらい手伝え」「家事ハラやめて!!」といった赤裸々な意見が会場で披露され、男性陣がどよめく。
橋爪は「『使った物は元の場所へと』というのはよく言われます」と苦笑い。さらに「私はあなたの親じゃない!!」という意見に対して橋爪は「子どもができると、亭主は妻を“お母さん”と呼ぶけど、『あんたのお母さんじゃない』と言われます。あれはよくないですね」と反省する。
西村も「結婚すると、女性を母として見てしまう。子どもになっちゃうんですね。きっとそこを正せばいいんですね」とうなずく。
新婚である妻夫木は、先輩2人の意見を興味深く聞きながら、ボードを見て「みなさん、言い方にイライラが募ってらっしゃいますよね。やっぱり、相当ストレスが溜まってらっしゃるんでしょうね」と驚きを隠せない様子だった。
そのあと、今日から家庭で実践できる“家事クイズ”に会場全員で挑戦した。内容は野菜の見分け方や掃除の仕方など、家事にまつわる内容で、橋爪は4問、西村な3問、妻夫木は2問正解となったので、橋爪は「当然でしょう」としてやったり顔をし、笑いを取った。
最後に西村が「男は女性を敬い、尊敬するしかない。えらそうにしてちゃダメだ!」と言ったあと、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』について「俺の反省がここに込められている」と言ってしっかり映画をアピールした。
取材・文/山崎 伸子