これぞまさに『アウトレイジ』!福岡県警製作のヤクザ映像作品が評判
指定暴力団撲滅のため、福岡県警の現役警察官によって製作した映像作品「許されざる者」をご存じだろうか? 本作は、製作から出演まで、全てのポジションを現職警官がこなして作られたもので、暴力団の実情をリアルに描いた点でも話題を集めている作品だ。
物語は、暴力団員の主人公が組織の組長から“ある人物”の襲撃を命じらるところから始まる。だが襲撃は失敗し、流れ弾が一般人に当たるという最悪の事態に。逮捕された奥村は、組織を守るため「自発的に襲撃した」と言い張るものの、その決意が揺らぐ事件が起こり、といった、本物のヤクザ映画と見紛うほどのクオリティに仕上がっている。
また劇中では、暴力団の犯罪行為以外にも彼らの本音や、家族について描かれているシーンが登場。実際に暴力団の逮捕に携わってきている警察官が手がけた作品だけに、その説得力は絶大だ。劇中では激しい暴力シーンも描かれるが、なかでも最も迫力のある場面が、警察官たちが犯人宅に突入するシーンだ。一般の人間には決して分からない突入時の心理、行動、駆け引き。これらが見事に再現されていて、まるで本物の捜査現場に密着したドキュメンタリーを観ているような感覚が味わえるのだ。
ちなみに本作は、現在、福岡県内の約150店舗のレンタルビデオ店で無料レンタルを行なっていて、県内の中学、高校への配布も実施する予定だという。さらに、インターネットサイト・ポリスチャンネルでは動画を無料配信中で、福岡県外に住んでいる人でも気軽に本作が楽しめるようになっている。
暴力団の実態や怖さをリアルに体感しながら、重厚なストーリーも楽しめる暴力追放ビデオ「許されざる者」。この作品を観て、現役警察官たちの熱い思いを感じ取ってもらいたい。【トライワークス】
ポリスチャンネル「許されざる者」(27分46秒)動画視聴はこちらから http://www.police-ch.jp/video/5/006195.php
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