マキシマ王妃、120年前のティアラと派手な肩出しドレスで王室外交!
オランダのウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃が、国外公務でルクセンブルクを訪問したことが報じられた。3日間の滞在の初日は、ルクセンブルクのグザヴィエ・ベッテル首相と共に戦没者祈念セレモニーに出席。マリア・テレサ大公妃と共にレッドカーペットを歩いたマキシマ王妃は、明るい黄緑色のワンピースにモスグリーンの大ぶりな帽子を合わせた華やかな装い。光沢のあるワンピースは陽光を受けてゴールドに輝き、きらびやかなフォーマルスタイルで人々を魅了した。
セレモニーのあと、ルクセンブルク大公宮殿を訪れたオランダ国王夫妻は、アンリ大公とマリア・テレサ大公妃主催の歓迎パーティに出席。その際に撮影された公式写真でのマキシマ王妃のドレスは派手やかな黄色で、ワンショルダーの肩出しという大胆なスタイルだった。ややもすると品がなく見えてしまいそうな派手色のワンショルダーだが、マキシマ王妃は若作りに見せずに堂々の貫禄で着こなしており、またしてもゴージャスな存在感を見せつけていた。
王妃の貫禄に大きく貢献していたのは、頭上に輝く大ぶりなティアラの存在だ。ダイヤモンドがびっしりと散りばめられた重厚なティアラは“スチュアート・ティアラ”と呼ばれ、その歴史は1600年代に遡る。使用されている39カラットのダイヤモンドは、イングランド王のウィリアム3世の妻、メアリー2世が1688年に所有していたブローチだった。その後ペンダント・ネックレスに作り変えられるなどの変遷を経て、オランダのウィルヘルミナ女王のためにティアラへとお色直しされたという。1898年、ウィルヘルミナ女王の親政女王即位式が、“スチュアート・ティアラ”としてのデビューとなったそうだ。
最後にこのティアラが実際に着用されたのは1971年で、以来47年間公式の場では1度も使われたことがなかったという。マキシマ王妃が47年の沈黙を破って、海外公務にこのティアラを持参したのは、ロイヤル・ウェディングでのメーガン妃のティアラに触発されたのでは?との声も上がっているが、「カナリア色のドレスに似合うから」という理由の方が、マキシマ王妃らしさが感じられるのではないだろうか?
UK在住/シャオ