内山理名がしっとりとした大人の女性の魅力を発揮!
これまでも着実に実力派女優の道を歩んできた内山理名だが、今年はさらなるステップアップを果たしそうな気配。というのも、彼女の実力が存分に発揮されている主演作が2本連続で登場するからだ。
1本目は、携帯電話放送局「BeeTV」で配信中の「5年後のラブレター」。愛息子が誕生する前に夫を病で失ってしまった女性・菜緒が、その5年後に彼が残した手紙を発見。彼が自分と息子に向けた大きな愛情をかみしめる様子を、ハートウォーミングに映し出す。内山がシングルマザーの奈緒に扮し、大きなお腹の妊婦姿はもちろん、幼い子供を慈しむ母性を見事に体現している。「ゲゲゲの女房」でブレイク中の向井理との共演も見逃せないポイントだ。
そして2本目は、秋公開予定の映画『遠くの空』。在日コリアンの母を持つOL・美江を演じ、かつて母が愛していた韓国人男性との恋に落ちていく。ドラマチックな展開もさることながら、知ることのなかった母親の若き日、それに関わる実在の反政府運動弾圧“光州事件”に触れ、様々な想いを巡らす主人公の複雑な内面を繊細な演技で体現している。
これらの作品に共通するのは、現在28歳の彼女が年齢にふさわしい、しっとりとした大人の女性を演じていること。内山理名の女優としての力量に、改めて目を見張ることになりそうだ。【トライワークス】
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