中毒必至の新感覚サスペンス『アンダー・ザ・シルバーレイク』がやってくる!

映画ニュース

中毒必至の新感覚サスペンス『アンダー・ザ・シルバーレイク』がやってくる!

アメリカン・スリープオーバー』(10)と『イット・フォローズ』(15)で全世界の批評家から大絶賛を集めたアメリカン・インディペンデント界の気鋭、デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の最新作『アンダー・ザ・シルバーレイク』が10月13日(土)より公開。このたび日本版予告編とポスタービジュアルが到着した。

今年5月に行われた第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、賛否両論の渦を巻き起こした本作は、セレブやアーティストなど多くのクリエイティブな若者が暮らすロサンゼルスのシルバーレイクを舞台に、無気力に生きてきたオタク青年サムが、運命を感じた女性の失踪をきっかけに、街に隠された巨大な闇へと近づいていく物語。

到着した予告編では、冒頭からアンドリュー・ガーフィールド演じるサムと、ライリー・キーオ演じる謎の美女サラとの淡い恋模様が描かれるが、瞬く間に様相が一変。サラの失踪を皮切りに、サムの周囲には不穏に満ちた空気が漂い始めてくる。そしてサムは、持ち前の知識を活かしながら、壁に書かれた暗号やヒット曲に隠されたメッセージなど、一つ一つの謎を解き進めていく。

サスペンスの神様ヒッチコックを彷彿させる王道のミステリー展開に、『マルホランド・ドライブ』(01)や『インランド・エンパイア』(06)などデヴィッド・リンチ作品を想起させる悪夢のようなサスペンス。それにR.E.M.やニルヴァーナといったあらゆるカルチャーが交錯し、いままで味わったことのない不思議な感覚に陥ることだろう。

ミッチェル監督が本作について「たくさんの謎が隠れていて、人が見つけてくれるのを待っている」と語るように、様々な仕掛けにあふれた中毒必至の新感覚ネオノワール・サスペンス。何度も劇場に足を運び、“シルバーレイク”に隠された謎を自分の手で解き明かしてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

関連作品