全米に“アジア旋風”を巻き起こした『クレイジー・リッチ!』で異彩を放つ“ラッパー女優”が気になる!
全米で3週連続首位を獲得した話題作『クレイジー・リッチ!』(公開中)。ハリウッド映画では珍しく主要キャストがアジア系俳優で占められた同作で、シンガポールの不動産王の御曹司を恋人に持つ主人公レイチェルの親友を演じたのが、『オーシャンズ8』(公開中)にも出演のラッパー、オークワフィナだ。世界的ヒット作に相次いで出演し注目を集める彼女が、独占インタビュー映像で爆笑の撮影裏話と意外な素顔を明かしてくれた。
オークワフィナことノラ・ラムは、中国系アメリカ人の父と韓国系移民の母の下、NYのクイーンズで誕生。ラッパーとして注目を浴びた後、『ネイバーズ2』(16)などで女優業へ進出。『オーシャンズ8』ではスゴ腕のスリ、コンスタンス役で、手品のような盗みのテクニックを披露した。そんな彼女が本作で演じたペク・リンは、慣れないセレブ界に戸惑うレイチェルを陰で支える頼もしい存在。
役柄について本人は「(レイチェルの恋人)ヤンの家族と違って、自分で道を切り拓く成金という感じ!観ていてきっと安心できる人物だと思うけど、やっぱりクレイジーなの」と説明。想定外なセレブ、まさに“クレイジー・リッチ”が多数登場する中で、誰もが親しみを持てる女性であると語る。
さらに父親役のケン・チョンについて、「(共演は)信じられない!1時間ぐらい撮影時間を無駄にしたかも。笑い過ぎて素の自分に戻っちゃうの」と告白。かつてYouTubeに投稿したPV“My Vag”の、女性器をネタにしたユーモラスな内容をきっかけに多くのメディアから引っ張りだことなった彼女だけに、コメディスターとの共演には大興奮だった様子。
コミカルさをスパイスに音楽や映画、多方面で才能を発揮する、そんなオークワフィナの活躍を、まずは映画でチェックしてみてほしい。
文/トライワークス