窪田正孝&広瀬アリスの“声の演技”に山寺宏一が脱帽!「勉強になりました」

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窪田正孝&広瀬アリスの“声の演技”に山寺宏一が脱帽!「勉強になりました」

世界中で4500万人を超える利用者数を誇るスマホアプリ「モンスターストライク」を基にした完全オリジナルストーリー『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』(10月5日公開)の公開直前イベントが3日、東京タワーフットタウンにて開催。本作で声優を務めた窪田正孝と広瀬アリス、山寺宏一の3人が登壇した。

地面から切り離された宙に浮いた“旧東京”と、地上に残った“新東京”に分断された現代の東京を舞台にした本作。新東京に暮らす普通の高校生カナタが、旧東京からやってきた青い髪の少女ソラに導かれ、世界を救うための闘いに挑む。主人公カナタ役を窪田が、ソラ役を広瀬が担当し、山寺は2人に立ちはだかる敵・センジュの声を務める。

この日イベントが行われた東京タワーは、劇中に何度も登場する本作のシンボル的な存在であり、カナタとソラがセンジュとの壮絶なバトルを繰り広げる最終決戦地でもある。普段あまり見ることができない真下からの光景に、建築物が好きだと語る窪田は意気揚々としながら「東京の象徴でもあるこの場所で戦えたこと、そしてここに来れたことがうれしい」と満面の笑みでコメント。

そして上京前に友達数人と夜中の東京タワーに来た時の思い出を振り返る窪田。「赤い光につられて来ました。でも夜中だったので記念撮影だけして帰りましたね(笑)」。一方で、広瀬は小学校の修学旅行以来10年ぶりに訪れたことを明かし、山寺も中学校の修学旅行で訪れて忘れ物をしたエピソードなど、それぞれが東京タワーとの思い出を語った。

窪田と広瀬の2人は本作で声優に初挑戦。そんな2人の声の演技に、声優界の大先輩である山寺は「すばらしかった。役にぴったりだし、すごく新鮮でした」と絶賛のコメント。さらに「我々声優に慣れている人間は、2人から見習うべきだと思いました。アニメとしてではなくお芝居として真摯に向き合って役になりきる。そういう表現は勉強になりました」と太鼓判を押すと、広瀬は「これ以上ありがたい言葉はないです。震えました」と喜びを語る。

また窪田も「うれしいです」とはにかみ、「解放戦線のリーダーという風格や重さは真似できない経験値の差がある。それを山寺さんが演じてくれることで作品が盛り上がったと思うので、そこに交えることができて本当にうれしいです」と熱い感謝を述べた。

そんな中、窪田は山寺に「声優をやっていく上で変わらずに大切にし続けているものはなんですか?」と質問。すると山寺は「特にそんな、ないですよ」と照れ笑いを浮かべながら「俳優さんも声優さんもたくさんいる。その中から役に選ばれたのは自分だけなので、その期待以上の演技をしようといつも思っています。毎回オーディションのつもりで全力でやるだけです」と謙虚な姿勢を明かし、窪田と広瀬はその言葉に強く心打たれた表情を見せた。

取材・文/久保田 和馬

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