マイケル・ダグラス、喉頭がんで声を失う可能性も?

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マイケル・ダグラス、喉頭がんで声を失う可能性も?

『ウォール街』(87)で貪欲な投資家ゴードン・ゲッコーを演じたアカデミー俳優のマイケル・ダグラス(65)が喉頭がんの治療のため緊急入院することが発表されたが、初期段階のがんではなく、最悪の場合は声を失う可能性が指摘されている。

広報を通じてダグラスは、「医師も完治を期待している。私も楽観的に考えている」との声明を出したが、ニューヨークのがんセンターに勤務する医師のロウレンス・テナが米テレビフォックス・ニュースで語った話では、「私の知る限りでは、科学療法と放射線治療を両方同時に行う患者というのは、多くの場合、かなりがんが進行しています。でも喉頭がんは、鎖骨から下に転移することがほとんどないので、進行している場合でも喉頭がん患者の生存率は60から70%ぐらいと極めて高い」そうだ。

「しかし、もし科学療法と放射線治療で完治せず、咽頭部の一部もしくは全部を切除することになると、声が変わってしまうか、声が出なくなる恐れもある」そうで、最悪のシナリオではダグラスが役者生命を絶たれる可能性があることを指摘している。

ダグラスといえば、9月24日から約23年ぶりに代表作『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』(日本2011年1月28日公開)が全米公開され、久々の復活が期待されていたところ。今週からニューヨークの病院に約8週間入院し、同作のプロモーションや、香港で行われる投資家向けのイベントでのプレゼンテーションなどの仕事はすべてキャンセルするとの報道があり、本当に残念なタイミング。がん治療の後は復活にもかなりの時間を要するが、妻キャサリン・ゼタ・ジョーンズの献身的な看病で復活してくれることを祈るばかりだ。【NY在住/JUNKO】

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