相武紗季と溝端淳平「恐怖と恋のドキドキは紙一重!?」と恋愛論を展開

インタビュー

相武紗季と溝端淳平「恐怖と恋のドキドキは紙一重!?」と恋愛論を展開

人気作家・舞城王太郎の原案を映像化した『NECK ネック』(8月21日公開)で共演した相武紗季と溝端淳平。ホラーといっても、「恐怖と恋のドキドキは紙一重!?」というコンセプトのハラハラドキドキする“胸キュン・ホラー”となっている。そこで、劇中で息の合った“名コンビ”ぶりを演じたふたりを直撃!

相武が扮する主人公・杉奈が編み出したのは、恐怖心がお化けを作り出すという奇妙な箱“ネック・マシーン”。そこで実験台にされるのが溝端扮する首藤だ。実際に実験をした彼らは、恐るべき怪奇現象に襲われる。

完成した映画を観た感想を尋ねると、相武は「すごく好きです」と笑顔で答えた。「台本を読んだ時点で怖くて面白いと思いました。それを生身の人間が演じることで寒くなったり引いちゃったりする作品になったらイヤだなって思っていましたが、面白くなっていたのでほっとしました」。溝端も「観たら怖い部分と面白い部分がうまくハマってて。ホラー映画だけど、ハッピーな気持ちになれる映画」と語る。

ふたりは本作の「恐怖と恋のドキドキは紙一重!?」という部分について共感したのだろうか。溝端は「特殊な状況下では、恋が生まれやすくなると思うんです」と言うと、相武が「それって“吊り橋理論”だね」と指摘。溝端がそれを受けて「確かに。オバケが怖いってドキドキするのと恋愛のドキドキを勘違いしちゃうってことはきっとありますね」とうなずく。

相武も、“吊り橋理論”についてこう続けた。「実際にドキッとして『恋に落ちたかも』って思った時って、いろんな雑念がない状態の時だから、まさに“吊り橋理論”と似てる感じがします。そういう瞬間に、相手のことをかっこいいって思ったりするから」。

劇中では、強引に実験をする杉奈が首藤を振り回していたが、実際に素顔の相武と溝端は、相手を振り回すタイプと、振り回されるタイプのどちらなのか。相武は「振り回すタイプ」だと言う。「杉奈とそこは似てるかなと。でも杉奈を見て、『こんなに周りに迷惑かけているんだ、けっこうな負担だな』と思いました」。

一方、溝端は「僕は多少なりとも振り回されたいかもしれないです」と言う。「女性に手の平で転がされてるくらいの方が幸せだし、そっちの方が長く続く感じがするんですよ」と恋愛論にさらに花が咲くと、相武が「年上女性好きなんだ!」とニンマリ笑顔で突っ込む。

溝端は「そうかな?」と言った後でさらにこう続けた。「基本的に僕は相手を引っ張っていきたいタイプ。でも、ちょっとわがままな猫っぽい人の方が好きですね。僕は意外と肉食で自分から行くタイプですが、それをうまくかわすくらいの女の子がいいです。ちょっと思わせぶりな態度をとっておいて、急にどこかへ行っちゃうような。そこでの駆け引きが楽しい感じ。あまりにも普通でまじめでいい子すぎるとつまんないから」。

すると、相武が「まじめはつまらない」と繰り返すと、溝端は、「大丈夫。相武さんは、ぐるんぐるんと振り回してくれましたから。常識の範囲内でね(笑)」。

とっても仲のいい様子のふたりは、胸キュン・ホラーの話題から派生して、赤裸々な恋愛観まで語ってくれた。素顔も役柄と被る点がなんとも面白い。是非あなたも、気になる人を誘って、ドキドキハラハラの胸キュン体験をしに行こう!【Movie Walker/山崎伸子】

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