『怪談新耳袋 怪奇』舞台挨拶に本物のお化けが!? 真野恵里菜号泣「嫌な予感がしてた」

『怪談新耳袋 怪奇』(9月4日公開)の完成披露試写会が8月26日、都内で行われ、出演している真野恵里菜、坂田梨香子、秋本奈緒美と篠崎誠監督が登壇した。

同作は、BSでのテレビシリーズをはじめ、スペシャル版や劇場版などが繰り返し製作されてきた人気オムニバスホラー『怪談新耳袋』の劇場版第4弾。女子大生が不気味な女に追われる「ツキモノ」と、妹の亡霊に取り憑かれた高校生の恐怖を描く「ノゾミ」の2編構成となっている。

2部作で全く違うタイプの役を演じた真野は「映画初出演で主演をさせていただけてすごい嬉しかったです。2役できるっていうのは不安もあったけど、2時間の中で2つの違った女の子を演じれるっていうのは、自分にとって新しい試練でもあるし、みんなに見てもらえるチャンスでもあると思いました。台本を読んでいくうちに、どうやって役の違いをつけようとか考えるのが楽しくなっていきました。体当たりで頑張りました」と、撮影を振り返った。

撮影中のエピソードについて、「わたしだけ大学内を走り回るシーンを撮ってたんですけど、突然電気が消えて、またすぐついたんですよ。でも誰もスイッチを触ってなかったんです。電気が点滅するってことは何かが通ったんだと言われて、何かとすれ違ったのかなとすごく怖くなりました」と話し、坂田も「赤坂で本作のイベントを行った時、生放送でカメラが入ってたんですけど、後で見たら何もなかったはずの所にノイズみたいな音声が入っててびっくりしました」と、様々な怪奇現象が起こったことに出演者も驚いたようだ。

また、自分がお化けになったら何をしたいかと問われた真野は、「ホラー映画を見てる時に、横にちょこんと座ってたいなと思います」と、かわいらしいいたずらを答え、監督は「知り合いの監督の現場を次々訪問して、現場に混乱をきたしたいですね。ベテラン俳優が5分くらいの長ゼリフを言ってる最後に、ちょっと驚かして噛ませるとか(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。

さらに舞台挨拶には、出演者には内緒でお化けが“激霊”に駆けつけた。お化けは客席に混ざってうつむいて座っていたが、司会者が「体調悪いですか？」と声をかけると突然走り出し、出演者のもとへ。本気で驚いた真野は全力で舞台の端に逃げ「嫌な予感がしてたんですよ。体調があまりよろしくないのかなって思ってたんですけど。びっくりした」と涙を見せ、会場はそんな真野の姿に大爆笑。

最後に真野は「主題歌も歌わせていただいてるので、そこに注目してほしいのと、怖いんですけどもその中に人間の持ってるリアルな感情とか、メッセージ性も含まれてますので、一人一人のキャラクターの個性にも注目して見ていただけたら嬉しいです」と見どころをアピールした。【MovieWalker】