市原隼人「自分に子供ができたら見せたい」と声優初挑戦に自信!
伝説の勇者になるため、若きフクロウたちの冒険を描いた3Dファンタジー『ガフールの伝説』(公開中)の公開記念舞台挨拶が10月2日、丸の内ルーブルで行われ、声優を務めた市原隼人、川島海荷が登壇した。
ふたりは今回が声優初挑戦。市原は「声優さんって『すごいな』と思った。声だけで良いのに、結局体も動いてしまった(笑)」と振り返り、川島は「『いつかはやってみたいな』と思っていて、こんなに早く実現して嬉しかったんですけど、普段の演技ではない、息の芝居が多くて難しかったです」と苦労した点をあげ、「空を飛んでるシーンでは、監督に『空を飛んでいる感じで』って言われたけど、『飛んだことないから、わからないけどなあ(笑)』と思いながらも、想像で頑張りました」と収録中のエピソードを明かした。印象に残ってるシーンについて、市原は「ソーレンが妹を想っているシーンでは、涙を流しながら収録しました。『兄弟愛って良いな。人を想う気持ちって良いな』と感じました」と答え、たっぷり感情移入していたことをうかがわせた。同作は、『300(スリーハンドレッド)』(07)や『ウォッチメン』(09)など、映像化不可能と言われた数々の作品を手がけてきたザック・スナイダー監督が、初の3Dアニメにチャレンジ。川島は「飛んでいるシーンが印象的。嵐の中を迷ってしまうのですが、水しぶきもすごくて、今まで見たことのない3Dを体感しました」と、そのすごさをアピールした。
勇敢で正義感が強い主人公・ソーレンを演じた市原は「ソーレンは、相手を信じる気持ちがすごいと思った。たとえ裏切られても、いろんな面から見てみたら、人って良いところがちょっとでもあるはず」と呼びかけ、「自分が小さい頃は『嫌いだったら嫌い!』って思ってたんですけど、今は良いところも悪いところも全部ひっくるめたうえで、相手を好きになりたい」と自身の心境を話した。
また、この日は同作のヒットを願い、福を運んでもらうために主人公のソーレンと同じ本物のメンフクロウが登場し、会場を湧かせ、最後に市原は「自分に子供ができたら見せたいな」と目を輝かせた。【MovieWalker】