神木隆之介、有村架純へのバックハグに苦労!羽生結弦選手との共通点も明らかに
百田尚樹による同名小説を三木孝浩監督が実写映画化した『フォルトゥナの瞳』(2月15日公開)の完成記念イベントが1月8日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、神木隆之介、有村架純、DAIGO、斉藤由貴、時任三郎、三木監督が舞台挨拶に出席。初めての本格的なラブストーリーにチャレンジした神木が「ちょっと苦労したことが…」と告白。「後ろから抱きしめるところ。見ての通り身長が同じくらいなので、すっごい苦労しました。首を絞めているみたいになっちゃう」と恋人役の有村を見ながらお茶目に語り、「三木監督のおかげで、ちゃんと抱きしめているようになりました」と監督に感謝した。
本作は、死を目前にした人間が透けて見えるという不思議な能力を持った慎一郎(神木)が、最愛の女性の運命を知ってしまい、命をかけた究極の選択を迫られていく姿を描く。
初めての本格的なラブストーリーのオファーに、神木は「ついに!」と率直な感想を吐露。「不安も大きかった。やったことがないことができるチャンスだったので、がんばるしかない。撮影前は不安と楽しさがあったんですが、気合を入れてがんばりました」と思い切って飛び込んだという。
撮影に入る前には、演じる慎一郎が工場で働いていることから「体を鍛えた」そうで、「ジムに行って、ちょっと体を大きくしました。ちょっと強化された神木が出てくる。体型を大きくして、作業着が似合うようにと思い、鍛えました」と明かすと、有村は「似合ってました。たくましく見えました」とニッコリ。神木は「ちょっとでも褒めてもらえるなら、鍛えてよかった」と照れくさそうに笑顔を見せていた。
4度目の共演とあって、息ぴったりのトークを繰り広げる神木と有村だが、三木監督は「最初は、兄妹がじゃれ合っているように見えちゃった」と仲がよすぎる2人だけに、「(劇中の)この2人はカップルだよ」と声をかけるひと幕もあったそうだが、「2人の相性が良くて、デートシーンなどのアドリブもうまく空気感を作り上げてくれた」と大満足の表情。
さらに三木監督は、神木について「運動神経の高さがすばらしい。大きな動きから、ちょっとしたまばたきや目の動きなど、微細な動きまでちゃんとコントロールできる。それも運動神経だと思う。アスリートのよう」と絶賛。「集中力の高さや、いざ本番となった時のギアの入れ方など、羽生(結弦)くんとすごくかぶる。羽生くんも本番と演技が終わったあとで、まったく違う表情をする」と続けると、神木は「羽生くん、大好きなのでうれしい」と目尻を下げていた。
取材・文/成田 おり枝