初ナレーション挑戦の葵わかなに、大先輩から太鼓判「あなたは立派なナレーター」

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初ナレーション挑戦の葵わかなに、大先輩から太鼓判「あなたは立派なナレーター」

06年の放送開始以来、50か国以上の国々で500種以上もの生き物の姿を撮影し視聴者に届けてきた人気自然番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」。その初の劇場用映画となる『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』(公開中)の公開記念舞台挨拶が19日、ユナイテッド・シネマ豊洲で開催。劇中でナレーターを務めている葵わかなが登壇した。

本作でフォーカスが当てられているのは野生動物の宝庫、アフリカ大陸。哺乳類だけでも1000種もの動物が生きるアフリカで、群れから追放され放浪の旅を続けるオスライオン、家族を失いたった1頭で幼い子どもを育てるメスライオン、そして片腕を失った子供を優しく見守りながら暮らすゴリラの家族。過酷な環境を生き抜く3つの「家族」の物語と、多様な暮らしをする「珍獣」たちの貴重な姿をこれまでの放送アーカイブから厳選して構成されている。

今回初めて映画のナレーションに挑戦した葵は「きっと小さいお子さんたちがたくさん観にいらっしゃるのかなと思ったので、あまり難しくならないように、親しみを込めたしゃべり方ができるように心がけた」と明かし「遠いアフリカの話だけれど、とても近くに感じることができるお話になっています」と作品の見どころを語った。

そして葵は、劇中に登場する生きものの中で印象に残ったものを訊かれ、物語の中心であるライオンについて「百獣の王っていうだけあって本当に強くて、子ライオンから大人になるまでの道筋を視聴者として追っていくと可愛く思える瞬間があった」と振り返ったり、また指先に乗るほどの大きさしかない世界最小のミニマヒメカメレオンについても「初めて見たので、こんな動物がいるんだと思ってビックリしました。探すのが本当に大変らしくて、ぜひ生で見てみたい!」と熱弁をふるった。

そんな会場に、番組でおなじみのナレーターのヒゲじい(龍田直樹)が“天の声”として登場。「今日は私の初主演…、いやアフリカの生きものたちが主演の『ダーウィンが来た!』を観てくださりありがとうございました」と会場いっぱいの子どもたちに向けて挨拶をしたヒゲじいは「苦節12年頑張ってきましたが、こんな大きな画面に私が出てきて、自分でもビックリしてるゾ」とコメント。

そしてヒゲじいから「葵さんのナレーション、感心しました。いい声で優しい声で、聞きやすくて親しみのあるナレーション。すっかり私も葵さんのファンになってしまいました」と熱量たっぷりに褒めちぎられた葵。「こんな風にうまく感情を込めて伝えられるなんて、あなたは立派なナレーターでありますぞ!」とナレーターの大先輩から太鼓判を押され、照れくさそうな微笑みを浮かべた。

取材・文/久保田 和馬

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