グラミー賞、トレンドを追いすぎたドレスがインターネットミーム&ワーストに!

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グラミー賞、トレンドを追いすぎたドレスがインターネットミーム&ワーストに!

現地時間の10日、アメリカでは世界最高峰と言われる音楽の祭典「グラミー賞」の授賞式が行われた。

個性で勝負する傾向にあるシンガーたちは、女優に比べてかなり過激な衣装を身に着けることが多いが、今年のグラミー賞でのトレンドカラーはズバリ、フェミニンなピンク。リボンやレース、柄物やボリューミーなデザインのドレスがレッドカーペットを彩ったが、トレンドを追いすぎたファッショニスタたちが、次々とインターネットミームのターゲットに。

今回、一番のターゲットになったのは、ケイティ・ペリーの腰がボリューミーなバルマンのピンクのドレスだ。ケイティが登場するや否や様々な意見が飛び交ったが、スカートを何段にも下に重ねたカップケーキのカップに例えたものや綿菓子や米国の老舗菓子「SNOBALL」、人形がレイヤーのドレスを着た誕生日用ケーキ、ドレスを着たキューピー人形、ペンキローラーやカーウォッシュの巨大なスポンジ、ボウリングのピンなど、さまざまな例えをされ、面白おかしくもワーストドレスとなってしまった。

また、カーディ・Bの、黒いタイトなボトムスに、トップスが花のように開いたピンクのティエリー・ミュグレーのヴィンテージドレスが、サンドロ・ボッティチェッリの絵画「ヴィーナスの誕生」のヴィーナスに例えられたかと思えば、『リトル・マーメイド』(89)に出てくる悪女アースラなど嬉しくない例えも。また、コーヒーフィルターに似ているという声も上がっている。

また、カイリー・ジェンナーの、ピンクの手袋とショールのような巨大なトップスが特徴の、バルマンのオールインワンなど、せっかくのトレンドピンクが、不名誉なワーストに選ばれている。

他には、ジェニファー・ロペスのラルフ&ルッソのペールブルーのドレスに、巨大すぎて顔が隠れるほどの帽子という装いや、カーディ・Bの妹のヘネシー・カロリーナが着ていた袖が巨大なオレンジ色のジャケットは、形が奇妙なうえにまるでズボンを履き忘れたような中途半端さという理由でワースト入りに。また、いつも奇抜なファッションでワースト入りしているジャネール・モネイの、袖が宙に浮いているように巨大なジャンポール・ゴルチエのドレスに鉄板のような帽子姿や、ワーストの常連のハイディ・クルムが着ていたアシンメトリックな袖が巨大なステファン・ローランの白いタイトドレス、セント・ハートの蝶々ドレス、ティエラ・ワックの、カラフルなふわふわドレス、タイラ・パークスのリボン尽くしのピンクドレスとスニーカーの組み合わせなど、普段なかなか見られないほどの奇妙かつ奇抜なファッションが、ワースト入りを果たしている。

なお男性では、ポスト・マローンが着ていた柄付きピンクのキャサリン・ハーンのスーツがワーストに選ばれているが、とにかくグラミー賞は、“インパクトを残したもの勝ち”と言えるかもしれない。

NY在住/JUNKO

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