木村拓哉、ドッキリ企画を中止に!? “仕掛け人”長澤まさみに「ごめんね」と公開謝罪
人気作家の東野圭吾による「マスカレード」シリーズ第1作を、木村拓哉主演で実写映画化した『マスカレード・ホテル』の大ヒット御礼舞台挨拶FINALが、2月16日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、木村、長澤まさみ、鈴木雅之監督が登壇。木村の鋭い観察眼により、長澤が仕掛け人となるはずだったドッキリ番組の企画が流れたことが発覚。「すごくショック!こっちはやる気満々だった」という長澤に、木村が「ごめんね」と公開謝罪した。
連続殺人事件を解決するためにホテルに潜入したエリート刑事・新田(木村)が、優秀なホテルマン・尚美(長澤)とともに、ホテルで巻き起こる難事件に挑む姿を描く本作。公開30日目となるこの日には、興行収入36億円、観客動員は280万人を突破する大ヒットとなっている。木村は「こういった形で舞台挨拶をさせていただける。皆さんが劇場でこの作品を受け取ってくださったという証」と感謝し、大きな拍手を浴びた。
本作のために数々のプロモーション活動に励んだ木村。演じた刑事が“潜入捜査”をすることから「参加させていただいたバラエティ番組などでも、潜入モノが多かった」と振り返り、「『マスカレード・ホテル』を通じて、いままで経験したことのないような“潜入”をさせてもらった」とニッコリ。女装にチャレンジしたことも話題となったが「まさかあそこまで女装するとは思ってなかった」、さらには「潜入は楽しい。バレたらアウトというのがあるので、そのハードルが高ければ高いほどおもしろい」と大いに潜入企画を楽しんだ様子だった。
長澤は「潜入するのが上手だなと思った」と木村の仕事ぶりを絶賛しつつ、「木村さんをドッキリに仕掛けるというのを、小日向(文世)さんと二人でやることになっていて。小日向さんと一緒という時点で、ちょっと不安はあった」とドッキリ企画を予定していたことを告白。しかしながら「木村さんが途中で気付いちゃって、撮影はなくなってしまった。すごくショック!」と木村の観察眼により、企画が流れてしまったそう。
長澤が「どうやって木村さんを驚かそうか、やる気満々だった」と続けると、木村は「ごめんね」と素直に謝罪。「勝地涼くんと話している時にカメラに気づいてしまった。そういうこともあって、番組のスタッフが長澤さんと小日向さんの企画はキツいんじゃないかということになった」と説明し、再び「すいません」と謝り、長澤を笑わせるなど丁々発止のやり取りを見せた二人。木村は、映画のラスト近くで長澤が見せる笑顔について「180点」と称え、「完全に撃たれた」と胸キュンしたことを明かすなど、数々の秘話で会場を盛り上げていた。
取材・文/成田 おり枝