『森崎書店の日々』初日挨拶で内藤剛志「菊池亜希子はカメラの前で動じない」
第3回「ちよだ文学賞」大賞受賞作、『森崎書店の日々』(公開中)の初日舞台挨拶が10月23日に行われ、出演者の菊池亜希子、内藤剛志、日向朝子監督が登壇した。
本作は、古書の街・神保町を舞台に、人生に迷いを感じている女性の心の成長をつづるドラマ。モデルとして活躍する菊池亜希子が映画初主演ながら、繊細なヒロインの心の機微を丁寧に演じている。
菊池は撮影について、「この1ヶ月、胸がそわそわしておりましたが、今朝、現場を歩いてみてすがすがしい気分で初日を迎えています。一番思い出深いシーンは、貴子がサトル叔父さんに胸の内を語るところはとても難しく、監督と話し合ってできあがったシーンです。もう一回はできないです」と語った。また共演の内藤は、「初日に来てくれるお客さんは、特に特別な方々です、ありがとうございます。現場の撮影はとても楽しかったです。日向監督からは、『神保町らしくない』という理由でNGを言われるんです。長い俳優人生で、とても新鮮なNGでした(笑)」と、ほのぼのとした現場であったことがうかがえた。日向監督は、菊池について「製作から1年半が経ち、ようやくこの日を迎え、安心しております。菊池亜希子さんの魅力は、初めて会った時から話すペースや空気がとても気になっていました。特に手が魅力的で、貴子として本を持って、どうやって演じてくれるのだろうと今回の出演をお願いしました」とコメントした。
会場には、モデルとしても活躍する菊池の10代、20代のファンが多く駆けつけ、神保町の街が若者でにぎわいをみせた。【MovieWalker】
作品情報へ