鬼太郎たちが漫画のコマから飛び出す! 『ゲゲゲの女房』もう1つの見どころは?
絶大な人気を博したNHKの連続テレビ小説に続いて、映画化されることになった『ゲゲゲの女房』(11月20日公開)。
人気漫画家、水木しげるの妻・武良布枝のエッセイを基にした本作は、宮藤官九郎と吹石一恵が演じる水木夫婦のおしどり具合や、昭和の懐かしい風景をどこまで再現しているかが気になるところ。そして、それ以上に水木ファンにとって興味を惹かれるのが“鬼太郎”や“悪魔くん”などの人気キャラクターが飛び出してくるアニメーションパートだ。
と言っても、劇中に登場するのは、なじみやすくデザインされたテレビアニメ風のものではなく、どこか不気味でありながらもユーモラスな雰囲気を併せ持つ、水木しげる独特のタッチのキャラクターばかり。鬼太郎や悪魔くんたちが、原稿のコマの中を縦横無尽に歩き回り、飛び出そうとする姿には、ファンならずとも心をつかまれるだろう。
また、このアニメーションパートの制作を担当したアニメ作家の和田淳が主宰する映像グループCALFは、『ゲゲゲの女房』の公開と同じタイミングで上映イベント「和田淳と世界のアニメーション」を開始。短編『鼻の日』がノーウィッチ国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞するなど、海外でも名をはせる彼と仲間たちの作品だけに、こちらにも期待しておこう。【トライワークス】
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