トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル』で通しナンバーをつけなかった理由は?

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トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル』で通しナンバーをつけなかった理由は?

全世界で累計14億ドルの興行収入をあげている『ミッション:インポッシブル』シリーズ待望の最新作『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(2011年12月16日公開)は、その内容がほとんどベールに包まれたままだが、今回、アメリカタイトルの発表があったドバイでの会見映像を入手した。

シリーズを通して『ミッション:インポッシブル』(96)、『ミッション:インポッシブル2』(00)、『ミッション:インポッシブル3』(06)とタイトルに数字をつけてきたが、最新作は一転『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』と数字のつかないタイトルに変更。本シリーズの主演、製作を務めるトム・クルーズがただの続編ではない最新作ということで「数字のつかないタイトルが良い」という意向から今回のタイトルに決定したという。

会見映像では、おなじみのテーマ曲にのせ、過去シリーズのアクション映像が冒頭に登場。シリーズを見たことがある人なら誰でもテンションが上がるだろう。さらに、本作から初参加となったポーラ・パットンや『ザ・タウン』(2月5日公開)のジェレミー・レナー、『Mr.インクレディブル』(04)のブラッド・バード監督も参加し、重要シーンを撮影しているドバイでそれぞれの心境を語った。

まずは主演のトム・クルーズだが、「遂に帰ってきたよ! 詳細はまだまだ明かせないけれど、このドバイでの撮影を皮切りに、イーサン・ハントは世界各国を飛び回るよ。このシリーズのタイトルに“2”や“3”といった数字がつかないタイトルが良いと思って言いました。ですから本作では“ゴースト・プロトコル”としました。これこそ娯楽大作だよ。僕らは“最高のポップコーン・ムービー”と呼んでいます! このシリーズは僕にとっても初めから大切な作品なので楽しみです。さらに今回、以前から作品の舞台にしたいと考えていたドバイでブラッド・バード監督とご一緒できて最高です」と満面の笑みを浮かべながらコメントした。ブラッド・バード監督も「この作品で我々が求めるのはスケール感と視覚的な斬新さ、そして壮大なスペクタクルです。ドバイは街全体が広大なセットのようになっていて、それだけでもロケ地としての条件はクリアしていました。この広大で新しい都市が撮影地になるのは稀でしたが、このような大作の舞台として相応しいスケールです。このドバイで最初に大作を撮影できる我々は幸運に恵まれていると思います。ブルジュ・ハリファ・タワーでいくつかのシーンを撮影したけれど、これをセットで再現しようとしても無理だからね」と、ドバイでの撮影が相当気に入ったようだ。

ドバイでの撮影を終えると、モスクワ、プラハ、バンクーバーと世界各国の都市での撮影が予定されているという。そして“ゴースト・プロトコル”に込められた秘密は何なのか? トム・クルーズ=イーサン・ハントの次なる動きからますます目が離せない。【Movie Walker】

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