実はこっちが本家?『パラノーマル・アクティビティ』にそっくりな異色ホラーとは?

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実はこっちが本家?『パラノーマル・アクティビティ』にそっくりな異色ホラーとは?

部屋に仕掛けたビデオカメラの映像に何物かが映っていた、という手法で新たな恐怖を生み出し、大ヒットを記録した『パラノーマル・アクティビティ』(07)。現在、日本オリジナル続編として『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』も公開中だ。そんな中、この人気シリーズにそっくりな作品が登場した。2月2日(水)にDVDでリリースされる「パラノーマル・ビギニング」だ。

美しい自然に囲まれた一軒家に引っ越して来たフランクと妻ジュリー、そして赤ん坊のサム。新居で幸せな生活が始まると思った矢先、フランクは最愛の息子サムの様子がおかしいことに気づく。彼はサムの部屋にビデオモニターを置き、監視を始める。その夜、モニターを見つめていたフランクは、息子に襲いかかろうとする何物かを目撃する、という本作は、やはり本家『パラノーマル・アクティビティ』と同じように、室内に仕掛けたビデオカメラの映像が使われる恐怖映画だ。

夫婦の赤ん坊がキーとなっているところは、日本が舞台の『パラノーマル・アクティビティ第2章』よりも、ビデオカメラに映った赤ん坊や犬が何ものかに反応する様を映し出したアメリカ版『パラノーマル・アクティビティ2』(2月22日公開)に似ているといえる。この点だけを見ると、本作はただの類似作品に見えるかもしれない。だが本作は、2006年には既に製作されており、本家『パラノーマル・アクティビティ』が2007年に映画祭で初披露されるよりも、もっと早いタイミングで世に出ていた作品なのだ。これらを考慮すると「パラノーマル・ビギニング」こそ、本シリーズの正統な本家であると思えてしまう。

考えれば考えるほど興味深い本シリーズ。どの作品が一番怖いかは全部見て確認するしかない。【トライワークス】

■パラノーマル・ビギニング(DVD)
発売:2月2日(水)
価格:4,935円
発売・販売元:トランスワールドアソシエイツ
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