三浦春馬がドラァグクイーン役で、美を追求!「半年前から、曲線をキレイに見せる身体作りを」
本日4月16日より、東急シアターオーブにてブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』が上演される。それに先駆けて15日に囲み取材&公開ゲネプロを実施。出演する三浦春馬は、ドラァグクイーン役を演じるため、半年間かけて体型を作り上げたことを明かした。
2016年の初演では、チケットが全日、即日完売でスタンディングオべーションの嵐となった本作。3年ぶりの再演となる今回も、三浦はドラァグクイーンのローラ役を演じる。
前回、第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞している三浦だが、レポーターから「初演の時はもう少し恥ずかしそうにしていたのでは?」と問われると、「本当ですか?この扮装ができることに、やはり喜びがありますし、自分の誇りにも思います。(いまの見た目は)その想いが現れているんですかね(笑)」と笑顔に。
「身体は半年前から計画的に作ってきたつもりです。以前は割と筋肉質の大きな身体を目指していたのですが、今回は割と美を追求したというか(笑)、ちょっとおかしいですけど、曲線をキレイに見せるための身体作りをしてきたつもりです。食事制限もしましたし、上半身を鍛えたら2日休んで下半身を鍛えて…とか。甘いものも好きだけどノーデザートで」と、努力で理想の体を手に入れたことを明かした。
さらに三浦が「みんなもインナーマッスルを鍛えたりしているんですよ」とパスを出すと、チャーリー・プライス役の小池徹平は「僕の役は結構な運動量があるので、体重を増やして臨んだんですけど1か月半の稽古で4kg減って…」と告白。「減らないような努力はしたんですけど、(チャーリー役は)トライアスロンをやっているような感覚です」と語っていた。
本作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いたもの。2005年に公開された同名イギリス映画をミュージカル化している。魅力の1つとなっているのが、シンディ・ローパーが書き下ろしたパワフルな楽曲の数々。今もなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品だ。
日本版も、ブロードウェイ版そのままの音楽・演出・振付で上演。共演者のソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらたらも前回からの続投で再演する。歌と踊り、笑いと感動をたっぷりと堪能できる作品だ。
取材・文/平井あゆみ