5年間凍結していたいわく付きミステリー『オボエテイル』が遂に公開へ!

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5年間凍結していたいわく付きミステリー『オボエテイル』が遂に公開へ!

NHK大河ドラマ「龍馬伝」や『あしたのジョー』(2011年2月11日公開)など、様々な作品に引っ張りだこの演技派俳優・香川照之。そんな彼が主役を演じ、高橋克彦の直木賞受賞小説を原作としているにも関わらず、日の目を見ることがなかった映画『オボエテイル』が、長い凍結期間を経て、2011年1月8日(土)より公開されることが決まった。

東京でデザイン事務所を経営する山野のもとに、ある日、郷里・盛岡の友人がやって来る。その友人に手渡された古い住宅地図を見返すうちに、彼の脳裏には過去の記憶がよみがえってきて、という直木賞受賞作の「緋い記憶」をはじめ、本作は「遠い記憶」「前世の記憶」といった記憶を題材にしたミステリーの三編からなるオムニバス映画だ。

2005年に完成していた本作だが、5年以上もお蔵入りとなっていたというのは、一体どういった理由なのだろう? ひょっとしたら何か恐ろしいいわく付きなのだろうか? 本作が記憶をめぐるミステリーだけに、あれこれ勘ぐってしまうが、それにしても『オボエテイル』というタイトルは、完成から5年を経て公開されることになった本作にぴったりすぎて、ちょっと不気味にさえ感じてしまう。

「5年前、自分は何をしていただろう?」。そんな記憶をたどりながら、本作を見てみるのも面白いかもしれない。【トライワークス】

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