海ドラでーた Vol.15『CIA分析官 ジャック・ライアン』“新生”ライアンが立つ現代テロ戦争のレッド・ゾーン
DVD&動画配信でーた6月号掲載の「海ドラでーた Vol.15」。イッキ見必至の海外ドラマをニュースでもご紹介します!
『CIA分析官 ジャック・ライアン』(7月24日発売&レンタル)
これまでに5度映画化されているトム・クランシーの『ジャック・ライアン』シリーズを初めてドラマ化。デスクワークが本業のCIA分析官、ジャック・ライアン(ジョン・クラシンスキー)が、米国とその同盟国を標的にしたテロリストとの戦いに身を投じる。
現在の世界情勢を反映した物語はスリリングで、詳細に描写されるライアンの高度な分析力は説得力十分。テロリストの首魁スレイマン(アリ・スリマン)の背景も丹念につづられ、ドラマを奥深いものにしている。映画並みのクオリティを誇るアクションと併せ、芳醇な味わいのシリーズだ。
映画版をPLAYBACK
初お目見えは『レッド・オクトーバーを追え!』(90)で、アレック・ボールドウィンが物腰の柔らかいライアンに。映画ファンに印象深いのは『パトリオット・ゲーム』(92)、『今そこにある危機』(94)のハリソン・フォードだろう。『トータル・フィアーズ』(02)ではベン・アフレックが、『エージェント:ライアン』(14)ではクリス・パインが演じた。
マイケル・ベイ製作らしいド迫力アクション!
“破壊王”ことベイが製作総指揮に名を連ね、序盤から手加減なしのアクションのつるべ打ち。イエメン基地での銃撃戦、スレイマンの本拠地への突入、地下鉄でのチェイス、ドローンによる暗殺…。さまざまな種類のアクションを堪能できる。
舞台は米国、欧州、中東!大スケールで展開
1話あたり800万ドル超とされる製作費を投じた本作はスケール感満点。第1話のイエメンでの攻防から、フランスのパリでの追跡ミッション、スレイマンの家族を巡る再度の中東での激闘、そしてアメリカでのクライマックスとスピーディに展開!
鋭い分析力がウリ! 敵との高度な頭脳戦も
元海兵隊員のライアンは高度な戦闘スキルを備えているが、最大の長所は分析力の高さ。不審な金の流れからスレイマンの所在を特定し、彼と仲間の連絡手段も暴く。緻密な作戦でCIAを翻弄するスレイマンとの頭脳戦は、本作の大きな見どころだ。
監督としても注目株!主演のジョン・クラシンスキー
過酷な戦闘下でも人間性を失わないライアンを好演したクラシンスキー。『クワイエット・プレイス』(18)で監督としても評価され、同作続編の監督続投も決定している。
文/サードアイ【DVD&動画配信でーた編集部】
7月24日(水)発売&レンタル
セルDVD-BOX(4枚組:6850円)
単品レンタルDVD1~4
デジタル配信あり
公式サイト:http://paramount.nbcuni.co.jp/JackRyan/