『相棒II』前売券は前作の200%!水谷豊ら「相棒」組に絶賛の声
2010年で10周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの映画版第2弾『相棒 劇場版II』の初日舞台挨拶が12月23日に丸の内TOEIで開催。主演の水谷豊、及川光博、小西真奈美ら主要キャストや和泉聖治監督が勢ぞろいして登壇、会場を湧かせた。今日を皮切りに“大ヒット!ファン感謝ツアー”と題して、全国39ヶ所での舞台挨拶を開始する。
頭脳明晰な警視庁特命係係長警部・杉下右京(水谷豊)が、新たな相棒・警視庁特命係刑事警部補・神戸尊(及川光博)とタッグを組み、難事件を巧みに推理し解決していくという「相棒」シリーズ。劇場版2作目では、右京が警察内部に潜む闇を斬る。
まずは水谷豊が「2010年12月23日は、記念すべき特別な日となりました。皆さん、ようこそ相棒ワールドへ。杉下右京です」とびしっと挨拶し、会場のファンの心を鷲づかみみに。及川も「事件を目撃していただき、ありがとうございました」と気の利いたコメントを披露した。
現在放映中のドラマ「相棒season9」は(8回までの)平均視聴率が19.8%、『相棒 劇場版II』の前売券は前作の映画の200%の売り上げを誇るという、絶好調の「相棒」シリーズ。及川は「1カット1カットがつながって、こうやってお届けできる。努力の結果というのはありがたいです」と感無量の様子。水谷は「ドラマもseason9になってまた動き出す。個人的には“ゾーン”に入ったと思ってます」と意味深発言をすると、及川も「“ゾーン”ね」とうなずく。
今回の劇場版で初めて「相棒」組に参加した俳優陣は水谷たちを絶賛。まずは小西真奈美が「最後の右京さん、尊さんとのシーンでは自分でも予想しなかった感情があふれてきました。これが相棒のチーム力だと実感できました」と言うと、小澤征悦も「水谷さんの生き方には、スタイリッシュでクールでウィットがある。それが相棒という作品の屋台骨になっている。水谷豊という男は、実はチャップリンの要素を持っている」と熱く語った。宇津井健も「水谷さんは、現場には一切台本をお持ちにならない」と語り、國村も「相棒」組について「良いお宅に招かれて、ずっと心地良く過ごさせてもらった」と笑顔で語った。ちなみに水谷は以前、4人のキャストについて聞かれた時「『相棒II』に出るために生まれてきたんだと思います」と答えたとか。
劇場版2作目が封切られた本日、「2つ目の夢にたどりつきました」と語った水谷。彼が言う「サンキュー」の語呂合わせで、全国39ヶ所の舞台挨拶が実現したとか。その動員数はなんと合計17000人! この冬「相棒」旋風が全国で吹き荒れそうだ。【Movie Walker/山崎伸子】